がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

点のサービス 線のサービス

直接的には「あなたと同僚の“すき間”がシステム障害の温床に( http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060222/230345/ )」というIT Proさんの記事が元なのですが。
ちっと昔の話を思い出してみたり。
昔々。ホテルのフロントマンをやっている時期がありまして。その当時は色々とそういった関連の書籍を読み漁っていました。で、たまたま見た、割合に薄い本に素晴らしいことが書いてありまして。…その書籍を紛失してしまったことが限りなく悔まれるのですが。
帝国ホテルのフロントマンさんのお話だったかと思います。
やはり帝国ホテル、でかいので。ドアマンならドア周り、レストランならレストラン周りと、皆さんお仕事の「場所」ってのがあります。
もちろん、仕事の側にたてば気持ちはわかります。レストランのウェイターが、いきなり客に「明日にどこそこで行われる行事の詳細を教えてくれ」と言われても、まぁ「サービスカウンターへご案内」が通例なのではないでしょうか。
その書籍にはありました。「それではいけない。それは点のサービスであり、お客様をあちこちにたらいまわしにするに等しい。お客様をつなぐ線となるサービスこそがサービスである」と。
確かに「ウェイターに聞いたのに食後にはその行事に関連する書類などをもってきてくれる」のであれば、そりゃ素晴らしいだろうと思いました。


いま、個人的にはシステムエンジニアもネットワークエンジニアもやっています。概ね上述と同じような理由ですね。
もちろん勉強大変ではありますが。それでも「出来るだけ広く深く」知識を広げることっていうのは、我々にとって急務といってもよいことなのではないでしょうか?


「誰かがやってくれるだろう」ではなくて「自分でやる」。手が回らなければ「自分が責任を持って誰かにやらせる」。
当たり前のこんなことが出来ていないのが、もっとも危険であるように思われてなりません。


っていうか「誰かって誰?」って感じですが。