がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

名言ってか名文

ご存知の方もいらっしゃるのではないかと思うのですが。


ソフトウェアの仕様書は料理のレシピに似ている
http://satoshi.blogs.com/life/2006/03/post_8.html


素晴らしいです。

これに関しては、自信を持って言えるのだが、「どんなに優秀なエンジニアでも、決してプログラムを自分自身で書かずに良い詳細仕様を作ることは出来ない」という絶対的な法則があるのだ。

是非。そこらの凡百未満のSIerやら愚かな設計者やらに熟読していただきたいものです。

シェフがレシピだけ書いてキッチンにも立たないレストランには行きたくないし、ましてや自分で料理したこともないシェフが書いたレシピを元に作った料理がおいしいわけがない。

素晴らしく「うむり」である。
更に素晴らしいことに続編がある。


SEはメニューのないレストランのウェイターか?
http://satoshi.blogs.com/life/2006/03/se.html


これである。
………どっか抜き出そうと思ったんだが内容がしゃれになってなくて難しい。
それでも。あえて抜き出そう。

 そんな形のレストランも、レストランの数も少ないうちは良かった。しかし、外食をする人の増え、レストランが乱立してくるにつれ、腕の良い料理職人の数が圧倒的に不足してきたのだ(役人たちはこれを「料理危機」と呼んだ^^)。


 その問題を解決するために、いくつかのレストランでは、ウェイターの役目は、客が何を食べたいのかをキッチンに伝えるだけではなく、その料理をどう作ったら良いのか(つまり、レシピ)を書くことまでしなければならないというルールを導入した。そうすれば、料理人の不足を、料理の経験の全くない、バイト君やパートさんで補うことができる、という発想だ。今まで料理を作ったことのないウェイターたちには料理の参考書を与え、これからはウェイターは客からの注文をとるだけではなく、レシピも書かねばならない、と指示を与えたのだ。


 ウェイターたちは与えられた参考書を読んで一生懸命勉強するのだが、やはり実際に自らキッチンに立った経験がないので、どうもおかしなレシピを書いてしまう。そんなレシピを受け取った昔からの料理職人たちは、「こんなシロウトの作ったレシピで料理が作れるか!」と怒ってしまうのだが、ウェイターたちも上からの命令なので「そこを何とか」と頼み込むだけである。そんなことを繰り返しているうちに、腕の良い料理職人たちは怒って次々にやめてしまい、キッチンはレシピ無しでは料理の作れないバイト君とパートさんばかりになってしまう。これは本来なら危機的な事態なのだが、レストランのオーナーは人件費が抑えられると逆に喜んでおり、キッチンで働く人たちは低賃金で長時間労働を強いられているのである。

でも…一番熟読して欲しい人々の耳にはきっと届かないんだろうなぁ。