がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

SOXと派遣/請負について:偽装請負とかダークサイドなお話

派遣ってのはぢつは案外厄介なものがありまして。


派遣先の企業様(ロ社)に、手前の技術者A君を売り込むためにスキルシートを見せる。
ロ社様はいたくA君のスキルをお気に召したようで、スムーズに派遣契約が締結。


はいお縄持ってきて。しょっぴくよ〜。
ぢつは上述。きっちり違法です。
派遣法では「派遣先は労働者を選択することはできず、その選択につながる行為も禁止されている」ので。
…でも、それじゃ困るところは多分多々。
さて、どうしたもんでしょ?


そこで請負です!!
請負なら、選択もOK。その後常駐してもらえれば、派遣と同じように使えます!!
A君のスキルシートをロ社がチェック。OKなので請負契約を締結。あとはA君がロ社に入って、そこの社員さんがあとは指示すれば業務はいい感じに。
これでいいよね?


はい偽装請負認定完了。おな〜わ〜。
派遣と同じように「派遣先の人が指示出し」してたら、「契約形態:請負 実形態:派遣」で、当然無論もっぱら違法です。


まぁ…ぶっちゃけ。なくならないわけですな偽装が。これじゃ。
もちろん「派遣は人をチョイスできない」部分に問題を感じないでもないのですが。この部分がなくなるだけで随分と「合法になる」ところも多いでしょうしっていうか現状で合法な現場ってあるんですかねぇ?
多重の派遣は、真ん中の会社が確定で「ただお金抜くだけ」なので、その辺には存在価値、原子の一欠けらたりとも感じないんですが。


最近騒がれる偽装系の問題。案外根っこが深いですっていうか色々と厄介な話がおおいのですが。
ぢつは「joint venture(JV:ジョイントベンチャー)」っていう一つの解法があるです。最近、会社法でLimited Liability Partnership(LLP:有限責任事業組合)ってのも出来てきましたし。
最近、ちと身内で格子組というビジネス母体を作る予定がありまして、こいつは法人化する予定なのですが。形態をLLPにしようかなぁと考えてます。