がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

なるほど見えてきた

元ネタは
TwitterRuby on Railsからの脱却を検討か
http://slashdot.jp/developers/article.pl?sid=08/05/03/0617242
尤も、反応したのは主題とは少し違うところ(苦笑

現在Ruby on Railsからの脱却を検討しているらしい(TechCrunch Japaneseの日本語記事 http://jp.techcrunch.com/archives/20080501twitter-said-to-be-abandoning-ruby-on-rails/ )。2年越しで苦しめられてきたスケーラビリティの問題に対応するためで、書き換えの候補はPHPJava、そしてRailsフレームワーク抜きのRubyとのこと。

知ってるだけで2件の商用サービスがRoRからJavaに置き換えてます。
立ち上げ時の開発速度はなかなかなんですけど、やっぱり量が増えるとダメですね。

ん?そもそもRoRってJavaなんかよりRubyが得意な人たちが使って何ぼなもんでしょ。
わざわざRoRのためにRubyを覚えないといけないような人たちが使っても
何の意味もないと思うんだけど。

そう思うっしょ?
ところが、"高速開発"の名前に踊らされて無闇に手を出す偉い人がいて困る。

んと。「本当にスケーラビリティが悪いのかどうか」は要調査だとは思うんだけど。&これからの進化ってのもあるだろうし。
ただ。おそらくは「どこかのタイミングでネックになりやすい」ってのが一つめの事実。
…ってことは。多分その方向の技術って重宝されるんだろうなぁと。


RoRはちょいと手ぇ出す予定だし。切り込む方向見えてきたかも。


追記
まるで上述の反論のような記事を偶然にも見つけた。
エンタープライズでも採用が拡大
Ruby on Railsのスケーラビリティ強化製品、続々
http://www.atmarkit.co.jp/news/200805/07/rails.html
…とはいえ。

「批評家はしばしば、Railsはスケーラビリティに欠けており、ミッションクリティカルなアプリケーションの開発には不向きだと口にする。1990年代中ごろにJavaが受けていた評価と実によく似ている」(フェントン氏)

Engine Yardの最高技術責任者を務めるトム・モーニニ氏は、eWEEKに対し次のように語っている。
Railsのスケーラビリティに根本的な問題はないと、われわれは考えている。それでもこの点を批判する人々は、効率性とスケーラビリティを混同しているのだろう。RubyRailsは、ランタイムにおける効率性こそ従来のプラットフォームに劣るが、これはほかの新しい開発プラットフォームすべてに言えることだ。Javaも登場した当時はひどく遅く感じられたのを思い出してほしい。Rubiniusなどの新たなRubyランタイムは、ネイティブコード生成といった、Javaでも多用されているのと同じ最適化技術を採用しており、効率性の向上を実現してくれる。現在われわれは、一月あたり数百万人ものユニークビジターが使用するRailsアプリケーションを、わずか数台の最新サーバ上で運用しており、ビジター数が数千万人になっても、将来的に数億人になっても大丈夫だという自信を持っている」(モーニニ氏)

Railsのスケーラビリティに対する非難について、Ruby on Railsの作者であるデビッド・ハインマイアー・ハンソン氏は、「言ってみれば、“揚げ足取り”のようなものだ。議論の的にできるものがなくなったので、苦し紛れに『スケーラビリティはどうなんだ?』というカードを切ったに過ぎない。いわゆるFUD(Fear, Uncertainty, Doubt:不安、不確実、不信)戦略の常套手段とも言える」と、eWEEKに話している。

ハンソン氏によれば、Railsは2005年の時点ですでに十分なスケーラビリティを備えていたという。

う〜んそのまま鵜呑みには出来ないなぁ*1


まぁ。議論と話題の中心付近にあるネタだってのは、概ねこれで確定できたかな。

*1:「そもあんた人の話鵜呑みにしたことあるの?」とかいう話はおいといて