ネタもと。
新人が一人で客先常駐とか
http://www.developer0000.jp/2008/08/24/2688/
経由
新人が一人で客先常駐って時点で、完全に終わってることを自覚しなさい。
http://d.hatena.ne.jp/katzchang/20080823
んと。
昔々。社員として、いわゆる「富○通の協力会社」さんでお仕事してまして。ええぶっちゃけ「派遣と何がちゃうねん」みたいな感じで、先方さん常駐してました。
で。結論から言うと「根本が違います」。
どう違うのかをひもときながら、愚痴ちょろり提案ちょろり。
社員として一番初めに某緑色ビルに伺ったときは(………場所は特定できないはずだｗ)、正直「ずぶの素人に毛も生えてないような状態」でした。
その半年後にぶち込まれた現場は、今冷静に考えると「キャリア半年でやらせる仕事ぢゃねぇだろをい(いやまぁ会社はキャリア７年半とかいう売り込みをしてたので文句言えんのですが orz )」という環境でした。
でも。正直、別に鬱になるわけでもなければ困るわけでもありませんでした。
派遣として伺った会社さんで。
「明らかにまかせるには役者不足な人に仕事を振ってそのままその人が潰れる寸前」ってのを拝見してるのは、二進数カウントで、片手で足りるかどうか。下手したら6bit値目に突入するかなぁってくらいの勢いです。
いやまぁ見殺しにするつもりは全くなかったので、私の方でフォロー入れましたが。…フォローしてなかったら潰れてる人もいたでしょうし、実際、フォローが間に合わなくて潰れた人も一桁くらいはいます orz
# 一応念のため。おいらは「ただの１派遣」なので、フォローする義務そのものは全くなかったです。実際「越権行為だ」くらいの勢いで責められた事もありますし。
後者。つまり「今日常拝見している派遣」において。
正直、ドＭでも喜ばないんじゃないか思うくらいに、放置プレーです。
相談を持ちかけようにもそも営業は知識ないし営業経由して「どこかに」質問しようとしてもその「どこか」が存在しない。
技術の相談をネットでするのも大変なのに(質問の仕方を知らなければあっというまに"教えて君"扱いでdisられますし)、ましてやそれが「技術以外の部分」だったりした日にゃ以下略。高頻度の仕様変更とか無茶な工期をごり押しされたときの対応とかなんとか、例なんざいくらでも。
こんな状態で「まともでいろ」というほうが難しいと思うのは私だけでしょうか？
翻って。
社員だったころの上司はまぁその上司(次長)の人柄スキルもあったのでしょうが、素晴らしいものでした。
現場に顔を出すのは週に１〜２回程度なんですがね。
自分の仕事をタスクの振られ方をチェックして。
場合によっては自分のコードや設計や仕事の仕方に指導をしてくれて。
場合によっては現場で仕事量の調整をしてくれて。場合によっては、現場のほかの技術者と「ケンカを」してくれて(結構無茶なお仕事振られかけたりしてましたからねぇ(遠い目) )。
万が一何かがあっても。絶対に「相談し頼れる上司が居る」という背中の安心感が、常に自分を支えてくれていたのを覚えています(そうはいっても「土日出勤デフォ」はきつぅございましたがｗ)。
時々、営業さんに提案をする、こんな内容があるです。
高レベルの技術者を雇うです。
週４日(１日は予備としておいとく)。１日あたり３現場。
現場を巡回して、話を聞いて技術者に突っ込みいれて教育なり現場にクレームなり。
糅てて加えて、フォロアーとメールでのやりとり、フォロアー同士での情報共有や、そういったつながりをSNSあたりで。
これで例えば技術者各人から10〜15％程度の「フォローフィー」を頂戴するとして。
十分ビジネスとして成り立つ範囲内だと思うのですが、どんなもんなんでしょ？
少なくとも「何に使ってるんだかわからんようなお金を３割も抜かれるだけ」よりもなんぼかましだと思うのですが。
「希望者だけ」とかしてみてもいいでしょうし、「基本的に全員強制介入」でもいいでしょうし。
毎週、きちんと突っ込まれてレベルアップして、って出来れば十分にめっけもんだと思うんですがねぇ。
ちなみにこの話。技術者に話をすると大抵顔が明るくなりますが、営業に話をすると大抵「笑顔のふりをして目が嫌がってる」あたり、営業って人種が何考えてらっしゃるかがわかりやすいです。
もう少し、技術者を「人として」見ていただきたいものなのですが。間違っても「金を生み出す道具だ」という見方をしないでいただきたいものなのですが。
…難しいんですかねぇ？
人間、濡れ手で粟の大もうけを求めがちではありますが。そのために「別の人間を踏み台にしてその生き血を吸っていい」ってもんでもないと思うんですが…どんなもんなんですかね？
この業界で鬱だなんだで…って話を聞くたんびに。
どうしても、それが人災に見えてならない今日この頃です。
