がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

エンジニアをはかる物差しについてのmemo

まぁどこに行っても出る話なのでしょうが。ちと自分内部の整理用memo。


元ネタ
重要なのは「技術が好きかどうか」
「採用で勤続年数・学歴・資格は参考にしない」、ウノウ尾藤氏
http://www.atmarkit.co.jp/news/200810/10/unoh.html

後半では、エンジニア中心のチームや組織について持論を語った。ウノウでのエンジニア採用では、尾藤氏が面接を行う際に、「勤続年数、学歴、資格の3つはあまり参考にしない」という。

まぁごく普通の事だと思うです。…物差しさえ持ってれば。


まず。勤続年数は「ごますりスキルの高さ」とか「社内Tipsへの従順性」の目安になる可能性があるので、あまりみません(とはいえ「全部短期間」だとそれはそれで気になりますが)。
学歴は…まず「高学歴だから地頭がよい」とは限らなくて(パズルがうまいだけの人も少なからず)。次に「実はエンジニアとは関係ない勉強を多々」が次の関門、その次に「習った事を実務に落とせるか?*1
資格試験は内容が以下略なので以下略。無論例外的に、よいなぁと思う資格試験もあるのですが*2

逆に、参考にするのは「過去の実績」と尾藤氏は語った。特にプライベートの活動において、「OSSに関わっているか」「勉強会に積極的に参加しているか」「技術系媒体で執筆活動をしているか」「IPAの未踏プロジェクトに参加しているか」などを参考にするという。

実績は…翻って大変に重要ですねぇ。
私はよく面接の時に「自分で作ったプログラムを一つ二つ持ってきて欲しい」とお願いしますが。大体、class(interface)の切り方、コメントの書き方、などで、最低限見える部分ってのはあるので。
勉強会参加の有無は…うん大事ですかねぇやっぱり。私も少しばかりそういった勉強会に顔を出させていただいた事があるのですが。いらっしゃる方は、やはり非常に熱心な方ばかりなので。ぶっちゃけ「今はだめだめちゃん」だとしても、熱意があるので(あとはちゃんとしたメンターにさえ出会えれば)確実に伸びますし。
そういう意味で

「技術が好きかどうかが、エンジニアとしてレベルが高いかどうかに大きな影響を与える」(尾藤氏)

ですねぇうん。


以下、採用基準とは関係ない余談ですが。

さらに尾藤氏は、エンジニアがマネージャに求めることとして「技術力を身につけてほしい」というメッセージを打ち出した。お互いの歩み寄りが必要で、エンジニアもマネジメントを理解する必要があるが、同時にマネージャも技術を理解する必要があるという。

……………え?
マネージャが、最低限エンジニアと「まともに会話出来る程度の技術力がある」のは前提条件っていうか大自然の掟なのでは?
っていうか割と本気で。彼らが「なにをやっているかをちゃんと把握する事すら出来ない技術力」でなにをどうマネジメントする気なんでしょ?
ええ無論「出来てない連中が多すぎるからこういう話になる」ことはわかってますがね。


まぁ…採用現場に最近密接に絡み出して…改めて厄介なものを色々と感じるです。
正直「**の言語経験がn年」とか言われても、あんまりにも開きがありすぎて指針どころか参考にすらならないので。
ただ…私は「会話すれば最低限の探りは入れられる」のですが、そのレベルの技術スキルを全ての採用現場とかに持ち込むのもそれはそれでちょっとどんなモンなのかなぁとか思うわけでして。
ってことを考えると。…どこぞのmixiのthreadでも書いたような記憶があるのですが、もうちょっと定量的に「技術者のスキルがはかれる」指針が必要だと思うんですよねぇ。


なんて雑感をつらつら。

*1:オートマトンは知ってるんだけど業務のどの部分で使えるかがわからない」って人は結構多いですっていうか大多数?

*2:知っているかぎりでは、LPICとかLPICとかLPICとか。…とはいえ「二進数知らない論理演算なにそれ?」とかいう発言を現場で多々耳にすると、情報処理の二種(今は…基本情報技術者試験が該当するのかしらん?)あたりは必要な気もしますが