がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

スコープの精度は?

元ネタ
工事進行基準を適用して戸惑った 何が変わるのか説明してほしい
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081010/316647/


とりあえず…

これまでシステム構築を依頼する場合、当社は一式契約を結ぶことが多かった。今回は、工事進行基準を適用するということで、フェーズごとに分割して発注することになった。
分割発注するといっても、事前にプロジェクト全体の見積額を、ITベンダーからもらっていた。その金額に応じて、システム構築の予算を組み、役員会の承認を得ていたのである。
ところがだ。フェーズごとに契約を見直すたびに、当初の見積金額より高くなっていった。ITベンダーの担当者が「前のフェーズで当初の見積料金をオーバーしたので、追加料金をいただきます」と言うのだ。
なぜなのか。私の質問にITベンダーは、「プロジェクトの進捗状況と開発した成果物を精査したところ、料金の見直しが必要になった」と説明するだけだった。
契約を結ぶたびに追加料金が発生したことで、予算を見直さざるを得なくなった。プロジェクトがある程度進んでいたこともあり、途中でやめるわけにもいかない。予算が超過すると分かったが、続行することに決めた。
新しいプロジェクト開発予算は、なんとか役員会の承認を得ることができた。だが私は、社長から「嘘つき」と厳しい言葉を浴びせられた。コストを厳格に管理している当社にとって、このような事態は基本的に許されないことなのだ。

「料金の見直しが必要になった」では説明になってないとは思うのですが。
とはいえ

もしかするとITベンダーが当初提示した見積金額が、よほどいい加減だったのかもしれない。だが、見積金額がほぼ妥当だとしたら、進行基準を適用する意味はどこにあるのだろうか、と思ってしまう。

まず突っ込みたいのは「プロジェクトスコープはちゃんと明確になってたんですか?」って部分。
厳しく、且つ仮定を交えて書くと。
「今までいい加減な要望とスコープで最終的なしわ寄せが全部現場にいってたのが、進行基準を適用する事によって適切に見積もりに反映できるようになったのが(=現場へのしわ寄せが軽減出来るようになったのが)、進行基準を適用する意味ですよ」とかなんとか。


まぁ。
一度進行基準はしっかりまとめたいのですが、ある程度まで福音になりそうな気配濃厚かなぁと。