がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

最適化しようとすると最適化できない

えと…頑張って「刺激的な」タイトルを最近心がけてますw
今回のタイトルをもうちょっとちゃんとかみ砕くと、こんな感じ。


局所を最適化すると全体としては最適化されない


えと…割合によく見受けられるのですが。…ビジネスにおいても。
「自分の担当しているタスクにおいて、最大限効率的で高利益な選択肢を選び最適化する」御仁は山のようにいらっしゃいます。
問題は「自分の担当しているタスクにおいて」。言い方を変えると、局所的に。


で。


局所的な最適化(局所最適)は、全体としては非常に非効率な場合があります。
例えば…


例1
戦闘力100の人間1人、VS、戦闘力10の人間100人。
全体としては「一気に襲いかかる」事で、最初の十数名くらいは殺されるかもしれないけど、勝てる。
でも局所的には「先陣を切ったら殺される」から、負ける。
っつわけで、躊躇している間に戦闘力100の人に蹂躙されて、100人皆殺し。


例2
えと…某相撲部屋において。
全体としては、1人の若者に対して「ビール瓶で殴る」だの「集団で暴行を加える」だの「金属バットで殴打する」だのいう行為は、概ね「絶対にしてはいけない事だ」。
でも局所的には「親方の言う事は絶対」であり「制裁は問題ない行為」である。
っつわけで、問答無用でリンチ。以下略。


例3
システム開発において。
全体としては「きちんとした設計」なり「ある程度しっかりしたヒアリング」なりは必須。
でも局所的には「とりあえず時間もないしいったん作っちゃえ」「まず納品が大事」。
っつわけで、使いにくくて重くてセキュリティホールまみれなダメダメ子ちゃんがまた一つ増える orz


えと…少なくとも例1を考えるに「常に全体最適が必須」だとは、全く思わんのですが(例1のケースなら「いいから逃げて!!」って思うし)。
ただ、ビジネスにおいて。別に「社会全体」とは思わんですが、せめて「会社」とか「未来の自分」くらいは見据える程度の俯瞰的視野を持って欲しいと思うんですが…どんなもんですかねぇ?