がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

「質」に関しての雑感

最近思うに。質は、景気やら好況不況やらの波に対しての耐性なんじゃなかろうか、と思うです。
質のよいものは、不況においても正直そんなに困りません。ある程度コンスタントに需要が確保できます。これが質の悪いモノだと一気に落ち込みます。
ただ…景気がよい時に、最大瞬間風速をぶちかまして飛び上がるように売れる物は案外に質が悪いモノが多く、逆に質の良いものは、どんなに好景気だとて、正直大して売り上げが上昇したりしません。


ビジネスとして考えると…どっちも、どこまでも微妙です。


「質が悪いものを"下手な鉄砲も数打ちゃ当たる"の理論で大量にたたみ掛けてどれか一つあたれば大もうけ」というのは確かに一つのやり方で。
一つ一つは、質が悪い分安く買いたたけるので、損失も案外に低く抑える事が可能です。当たればそこらへん全部払ってもおつりが来るくらい儲かりそうですしね。
ただ、不景気になると一気に分が悪くなるので。景気の波には敏感である必要があります。


質が良い物は景気の波にある程度左右されませんが。そも初期コスト(開発コスト)が高いですし、その上で当たらなければ目も当てられません。
その割に売れても「地道に」しか売れませんしね。「百年の計」を前提にするならよいのですが、一攫千金にはまず向きません。


まぁ色々難しいんじゃないかと思うんですね。
え? 「おいちゃんはどっちのスタンスなの?」
なんで「質の悪い物を売る」なんて品のない事せなかんのですか?
そんな「自分を貶めるような」事をしてなんか楽しいですか?


よりよいものであろうと努力するのは、職人として親方として最低限というか前提以前の事だと思うのですが。