がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

やればいいってもんじゃない

んと。上のエントリーで使った言葉なのですが。
ITの業界には「マイナスの生産性」とか「生産性の逆噴射」とかいう現象が存在します。


質問。
寝不足でもぉぐちゃんぐちゃんの頭で、とりあえず出勤した。
1.仕事にならないから何もしない
2.とにかくほんの少しだけでも、亀の歩みでもいいから進めてみた
さて、経営者のご注文は「ドッチ」!?


答え。2番をチョイスすると。概ね「いらんバグ組み込んで」「ロールバックできない作業ミスして」、そのフォローに、後々ン時間〜∞時間ほど食われます orz
つまり。はっきり言いますが1番チョイスして「いいから帰って寝てろ」ってほうが、後で作業量が逆噴射しないだけ、よっぽどマシなんですね、これが。
これをおいちゃんは、「マイナスの生産性」とか「生産性の逆噴射」とか呼称してます。


経験ありません?


後々「なんだこりゃ?」な、面倒にして明らかに気が狂ってるとしか思えないバグが見つかり。そこを作ったのが自分で、作ったのがちょうど徹夜明けだった、とか。
いつもやっているはずの作業を寝ぼけ眼でやって「つい」DBの全テーブルを削除ってしもた、とか。
他人様の修正したプログラムの上から「修正前のコード」をぶち込んでデグらせてみたり、とか。


いずれも、リカバリにどえりゃぁ労力がかかるばかりか、下手するとお客様への影響とか、わりといらんところに飛び火します。
マーフィーの法則の中に「バタートーストの法則」というのがございます。曰く「トーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する(選択的重力の法則)」。
ほかの日なら、別のサービスなら、そのタイミングでなければ、せめてあのテーブルのデータなら…なんてものを、全て確実にひっくり返してくれるのが世の中の基本です。
ちなみに。「あわててリカバリをしようとしてより一層悪化させる」というoptionが、マックの売り子さんの「ご一緒にポテトは如何ですか?」のようについて回りますので気をつけましょう。


寝不足や体調不良の時は、素直にとっとと脳みそ休めてリカバリしましょう。
後々「より致命的な逆噴射」をかましてしまう前に。