gallu’s blog

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

外注を 害虫よばわり する前に

軽く韻を踏んでみました皆様いかがお過ごしですかってな晩でございます。
こないだちと話をしていたのですが「そういやここに書いてねぇなぁ」と思ったので、ざっくりと殴り書き程度に。


一連の作業から「比較的手離れの良い工程」をお外に出す、というのは、色々と便利ですし楽ですし重要ですし必須ですしおすし*1
書籍でも「任せ方が云々」いうような書籍も多々でております。
例えば最近ですとこの辺とか。
…書店で見かけつつも、ぶっちゃけ「あんまり食指が動かなくて買っていない」書籍なので、中身がどうかはとんと存じ上げませんが、まぁ「こーゆータイトルの書籍があるよねぇ」程度の参考程度に。



また。
微妙に賛否両論ありそうですが。
「必要な時期だけ人を多めにアサインして一気に仕上げて終わったら契約を切って」全体としての経費削減、というのも、派遣業の隆盛をみればまぁ色々と思うところもありおりはべり いまそかり。
まぁ勿論「じゃぁ派遣さん達が現状どうなっているか」とか、別の角度からの考察もしておかないと色々と、方手落ちっていうか19枚落ちくらいの落としっぷりのような気もいたしますが。


等々まぁ色々考察ポイントはあれど、とはいえ一つの手段手法方策としての「お外に一部をお願いする」というのは、これはやはり相応に重要だと思うんですよ。一部ってのが、1%なのか99.9999%なのか、ってのはあるにしても。
で、実際色々あるわけですね。
オフショア、とかも込みで。
っつかぶっちゃけ、元ネタは「オフショア」なんで、近いところで話をしますが。


んと…「外注したい」背景は、おおざっぱに「手持ちの戦力では足りないので、一時的に戦力を増強したい」ってのが必ずあるのですが。
オフショア…に限らんのですが、割合と「かつ、お安くいきたい」というニーズは、少なからず眠っております。
ちなみに別解として「社内のエンジニアがどうにも信用できなくてお外のお水やら風やら突風やら涼風やら爆風やらナパーム弾やらを入れて少し濁った空気を風通しよくしたいついでにあわよくば邪魔な無駄飯ぐらいを以下略」なんていうニーズがないわけではないのですが、若干確率的に下がるので、一端、今回のお話からはオミットします。


さて。
当然ながら、企業さんは「利益を追い求める」のが重要な1項目なので*2
んで、利益ってのは「売り上げ - コスト」っていう差分概念なので。利益を追い求めるための方策の一つとして「コストを下げる」ってのは、当然ながら、妥当な範囲までは「行うべき」所行です*3


となると…まぁ「ギリギリまで値切る」は大抵あんまりよい状況にならないので*4
一端、考察用のポイントとして「適価に交渉を落とす」ってのが、双方にとって穏当かつ真っ当な所なんじゃないかと思います…ってあたりが、議論のstart。


「startラインにたどり着くまでに随分前提条件があるんじゃない?」とかいう疑問をもってはいけない。
前提条件が時として「若干、稀に、極めて極レアな確率で」満たされにくい事がある状況、というのは、世の中にとって「決して0ではない」のだから*5


というわけでようやく考察に入ってみたい。
…で、割と一瞬で躓くのが、ここ。
端的には「依頼側と受託側で、前提になる知識の量が違い過ぎる」。
ちょうど、 http://d.hatena.ne.jp/gallu/20060807/p1 これの、真逆。

レオナルド・ダヴィンチが注文主に、「短時間で仕上た作品に、どうしてこんなに金がかかるのか」と言われた時に、
「あなたはお忘れになっているのです。短時間で仕上げれるようになるまで私が費やした時間の事を。」
と返したそうです。


依頼側からしたら「全体を大体、経緯まで含めて把握している」前提で「この追加には大体n時間とかn日とかかかるだろうなぁ」と算出。
一方で、受注側は当然ながら「まず全体を把握する」コストが、かかります。


ちなみにこの「全体を把握するコスト」については、面白い知見を2〜3。


一つは、クラウドワークスさんの所の主催されているイベントで伺った案件。「以降も定期的に発注」を含めていくつかの条件があるようなのですが「事前調査にはお金を支払いませんがそれでもよければ」っていうのを明言されているところがありました。
まぁそこの「事前調査」は、マイナーではあるにしてもOSSフレームワークだかなんだかだったので、必ずしも「その案件だけでしか使えない知識でもない」とか諸々あるんでしょうが、聞いた時は「………へぇ」って思いました。
メンツ的に回っているようなので、それなりに双方ともに納得しているところなんでしょう。


別所で、支払いの段になって「うちは調査にはお金をお支払いしません」とか明言した渋谷区渋谷にあるような会社さん*6も、まぁあれはあれで「たまに見るなぁ」という感じではありますね。
OSSでもないようなソースコード、ここの案件以外で「なんの役にも立たない」んですけどねぇ。そんなモンにたいして「調査コストを支払わない」で、納得するとか思ったんでしょうか? まぁ思わないから「事後に話をした」んでしょうが。
非常に品のない対応を多々していただいた会社さんですが、お元気してらっしゃいますかねぇ?
「まぁけてんぐとこんさるてんぐ」をなさっているとかいう、割合と典型的な会社さんなので。「調査コストを支払いたくない」会社さんは、そちらに発注をするのも面白いんじゃないかなぁ、とか思うので、社名に興味がある方は別途ご連絡ください。受託もやってたはずなので。


閑話休題


まぁ、言い出すタイミングその他諸々はあれど「全体を把握するコストを支払いたくない」ってのはまぁありがちなお話ですが、ウチだと絶対に請けない感じですかね。
この辺は、お互いの主義主張ビジネススタンスその他諸々あろうかと思いますので、適切なタイミングで*7合意が取れるぶんにはいいとは思うんですがね。
…って話に、まだ落とし穴があります。


「全体を把握する」べく調査を開始するわけなのですが…多くの場合、その資料は「ソースコードだけ」。
次点が「ドキュメントは残ってるけどメンテナンスされていない」。
美しいところで「ドキュメントが残り、ソースコードも含めて履歴管理がしっかりしているので経緯を追える」が非常に望まれるところですがつまり「望まれる」ところであり、「その仕様になった具体的な、内情を含む経緯」についてはほぼ絶望的だったりします。


こうなるとどうなるか。
「日本料理の技を敷居低く味わっていただくために開いた居酒屋でとりあえず望まれたのでランチを始めたら女子を招き入れたいからスイーツに力を入れてみたけど要望があって昨今のはやりも取り入れて朝食メインでパンケーキ専門店になった」くらいの転がり方がまっています。
もちろん「顧客ニーズにそってりゃいい」ってのはあるのですが、これで大本の依頼主の頭にしっかりと「日本料理の技を敷居低く味わっていただく」ってのが強く心にあってド最悪「折しも「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録された事もあるからここは一つ気合いを入れてさらなる境地に向けて」とか思ってお店を見たら「パンケーキ専門店だった」とか、割と、悲劇通り越して喜劇になります。…刃傷沙汰にならないことを祈るのみ、でございます。


ともあれ。
いずれにしても「経緯」というのはとても大切であり…で、もう一つここで需要なのが「その辺って、なかなか文章としておこしにくい」ものでもある、ってことです。
いや頑張れば出来なくもないのですが、そこまでのコスト払えないでしょ? って話。


別解としては、技術会社にありがちなのが「うちの会社の常識」。
コーディング規約くらい出して下さいとか思うわけなのですが「その辺は誰でも知っているはず」っていう、狭い世界以外を何もご存じないところ、なんてのもあったりなかったりあったりあったり。
またそういう所の開発の仕方やらコードの書き方やらクラスの切り方やらセキュリティやらが「壮絶猛烈そして悶絶」なのは、必ずしもない話じゃございません。
…去年関わったあの会社の技術者さん達、どうしてるのかなぁ? 無事に廃業なさってりゃよろしいのですが。


閑話休題


なので。
外注をしたい場合は、ある程度「予め小さく発注して、空気感その他をご理解いただいておく」っていう下ごしらえが大変に重要なわけですね。
その辺をちゃんとやっていればこそ「いざというときに、臨時戦力として思う存分頑張っていただける」状況が出来るわけでございます。


これが、一般的な人材派遣で扱ってるような「とりあえず頭数がいればなんとかなる」作業ならよかったんですけどねぇ。
IT系の開発系って、そーゆーもんじゃないんで。


…ってのをわからない連中がいきなり発注をしてしまい。
んでもって、発注の仕方が悪くてコケたのを全て「外注が悪い」って話にしてしまうと、色々とまぁ「もったいないんじゃないかなぁ?」とか思うわけです。
勿論、受託した側も「可能な範囲で、できるだけ、発注の仕方とかレクチャーしてあげようよ」とか思う事も多々あるわけですが…どうも「発注側は受注側よりエライ」と思っちゃう人がいて、居丈高になったりして会話が微妙に困難な瞬間も、ごくごく微細なレアケースではあるにせよ*8、なくもない訳です。
まぁ、おいちゃんの場合、以下の文言を述べたり、本当にするのですが…この辺までいくと「本人の持つキャラクター性」とかいうものが密接に絡むので、あんまり「お勧め出来る」レベルではありませんので、参考程度に斜め読みして下さい。


「あんたら札束握ってるんだろうけど、こっちが金玉握ってるの忘れるなよ?」*9


まぁ、発注側にも受注側にも、やり方もあればマナーもエチケットもあるわけで…ただ、一方で「知らない」人もいて、それはそれでやむを得ないわけで。
その辺を、適宜突っ込みつつ突っ込まれつつ…が出来る相手となら楽しいビジネスも出来るでしょうし、そうでなければそれなりの関係性にしかならんと思うわけなのですが。


とはいえ、外注周りでわりと「切り出して投げたら不幸になった」事例を、どっちの側からも伺った事例…が、ちょいと重なったので。
夜の勢いにまかせて、流すように書いてみました。


…殴り書きってわりには文章量が多いのは気にせんといてくださいw

*1:…この「ですしおすし」ってそういや元ネタなに? って軽くググると、どうもFFXIっぽいですねぇ…へぇ

*2:「重要な1項目」であって「全て」ではない、って辺りはドラッガー辺りを読みあさって学んで下さいませ

*3:「妥当」って単語をどれくらい節度を以て考える事ができるか、が、品性を如実に表す一つの目安だったりもしますが…やれやれ

*4:じゃぁ「無いのか?」と聞かれると色々と言葉を濁したり声を大にして叫んだりふと殺意が湧いたりするわけなのですが

*5:いいじゃん「大抵」とかって単語を使えば、とか思ってはいけない。この辺が「日本語の様式美」なのだから

*6:●●●●●●●●

*7:事後を適切とは言わんわな

*8:確率を数値にしろとかいうの禁止

*9:まぁお下品w