がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

イベントに行ってきた話

軽い備忘録…というか、脳内整理をメイン目的として、memo。
「何か縁があるんなら、見て改善してもらえるといいなぁ」程度には思っているのでopenな場所に書きつつも「わざわざ声かけてもねぇ」程度には興味lessなので、特に「書きました! 読んで下さい!」って連絡は入れない、そんな距離感。


今朝、ちと「グロースハックの勉強会」なるものに伺ってきたのですが…まぁ、色々とアレがナニな感じでございました(苦笑
気になった点と「なぜそれが気になるのか」を簡単に書いて置くので、運と縁があって、誰かの何かの訳にでも立てばなぁ、くらいの、薄めの感じで。


一つ目はクラウドワークスさんのお話。
お話自体はまぁ、正直割となんども耳にも目にもしているところでもあるので、良くも悪くも「普通」。特に突っ込みどころもなし。
気になるのは、今回わりとお題として大きく取り上げていた「相談所」周り…のうち、特に、見積もり。


「無料で」「ざっくり」見積もりとか、発注受注双方の観点から、かなりの地雷地帯だと思うのですが…そこに気づいている人は、果たして会場に何人くらいいたんだろうなぁ? っと。
まぁおいちゃんも「気づきつつも、面倒なんで一切口には出さなかった」ので、他にも数名くらいはいてもいいような気もするんだけど…「大半が気づいてる」雰囲気では、あんまり、なかったような。
この辺って、やっぱり、認識の難しい問題なんだろうなぁ、とか、色々。
一応念のため。「ナニがどのように地雷かわからないけど知りたい」って人は適当にメンションください。説明しますんで。


二つ目は、あそびゅー、というサイトさんのお話。
ん…初めて知ったけど。サイトもおもしろんだけど、お話の内容が大変に「地に着いた感じ」で、落ち着いてて、めっさ好感度高かったです。
なんていうか「当たり前を当たり前に」やっている感じ。
なかなかできるこっちゃないですな。素晴らしい御仁であったか、と。


で…気になるのが、会場運営というか主催のあたり。
若いっぽかったし仕方が無いのかなぁと思わないところがないでもないのですが、とはいえ申し訳ないのですが正直「なんじゃこりゃ?」が炸裂しておりました。


まず朝一発目「誘導がない」。
せめて入り口に、スタッフ一人立たせて看板もたせないと。
1Fでそれをやる必要はないけど(「あると丁寧」だけど「必須」ではない)、部屋の前にはなにがしかの「立て看板」は必須よ? 人間じゃなくて物理的な看板、でもOKなんだけど、「なにか」は必要。
エレベータ降りたあと、本気で迷いましたっていうか正直逆側に一回進んだ。そっちに「いかにも会場」的なドアとかあったし。「人の声」で方角が判定出来たから途中で気づいたようなものの。


次に「予約した意味が多分ない」2連続。
一つが、ちゃんとチェックをしていない。この辺はスタンスにもよるからいいっちゃぁいいんだけど、アレだと次の時に「予約したけど当日ぶっちしちゃえ」とかへの心理負担が下がるので、当日キャンセルとかの可能性が増えて、人数が読めないすぎる。
あと、事前に予約で人数が(ある程度とはいえ)わかっている割には、机が足りない椅子が足りない、っていうあたりにも、その辺の「詰めの甘さというか運営の無計画さというか」が割とダダ漏れで露見。
この辺から見るに「入力の手間かけさせた割に、予約が有効に機能していない」。


お次が「ワーク」。仕切りがなさ過ぎ。
ワーク、っていう「参加者が6名前後ごとにグループになって、実際に話し合う」という状況があったんだけど。
スタッフさんが「ぼーっとしている」のは、色々と如何なものか、と。勿論「勉強会だから積極的な参加者の前のめり姿勢が基本です」はいいんだけど、それはそれとして「水を向ける」とかそれくらいの事をやるかやらないか、で、大きく会の雰囲気って変わると思う。
正直、おいちゃんは「どこでひとかたまりになるのか」すら一瞬躊躇したのと。ちと「他はどんな話しているのかなぁ」で周囲に聴覚アンテナを張り巡らせてたら、すっかりとグループに参加しそこねた(苦笑

ワークの結果を「紙に書く」のはいいんだけど、なぜ紙に書かせたのか、が、現状いまだに不明。
もったいないので「これ、せっかくだから、クラウドワークスの人とかに差し上げたらどうですか? 有用だと思いますし」ってスタッフさんに話をしたんだけど、返事もまともに返ってこない(「…はぁ」くらい)ので、なんていうか色々と以下略。


で。
最後に一番突っ込みたいのが「で、グロースハックはどこよ?」。
多分あのイベントに行く人って、何種類かいて。
とりあえず「………グロースハック? なにそれ美味しいの?」という人が来る可能性は、まぁ0ではないにしても、割と誤差レベルだと思う。
じゃぁどんなユーザ層が? って考えると
・単語は知ってるけどあとは知らない
・何となくググってみて興味がある
・しっかりと書籍などで学んで興味がある
・実際に現場で扱ってる
あたりなんじゃないかなぁ、と。
で、「学んでいる ≒ 知っている」層にしたところで、「自分の認識と他人の認識が合致しているとは限らない」ってのが、あると思う。
最近の好例だと「クラウド」とか? あの辺の単語を想起するとわかりやすいげ。


その辺を考えると。
start初手の10分程度で
・この勉強会で定義する「グロースハック」とはなんぞや?
・ワークによって、グロースハックの「どの部分」にリーチさせたいのか? 用いる/学習用の手法はなんなのか?
などを簡単に説明すると綺麗なんだろうけど…なんにもなしで「さぁワークしてください」以上終了。
あったのは「タイムスケジュール」と「発表してもらいますから紙に書いて下さい」の2点のアナウンスだけ。


おいちゃん的には。
「こういった勉強会をやっている人たちは、グロースハックを"どのようなもの"として捕らえているんだろうか?」っていうのが、一つ、得たい果実だったので。
その点においては「全く収穫がなかった」ので、非常に残念でした。


ん…「不特定多数に呼びかけない、身内のあつまり」の手法、なんだよなぁ(苦笑


身内だから場所しってるから誘導とか不要で。
身内だから適当にemailなりなんなりですでに事前にやりとりが完了しているし顔も知っているから、予約のチェックとかも特に必要なくて。
身内だから「グロースハック」に対する共通認識が"ある"前提で。
身内だから、ワークにしても「どんな風に進めるか」の進め方に共通認識がある前提で。


これが本当に「身内の寄り合いに毛が生えた」程度ならよいのだけど。
もし「不特定多数相手のイベントを回したい」のなら、もうちょっと、色々となにか、考えたり検証したりしたほうがいいんじゃないかなぁ? とか思った次第。


まぁ、得るもの自体は色々あったので面白かったんだけど。
一方で「やっぱりイベントの張り方ってなかなか身につくもんでもないんだなぁ」とか「おいちゃんの手元のノウハウを、少し明文化したりしておくとよいのだろうか?」とか、その辺を諸々、改めて思った次第でございます。