gallu’s blog

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

専門外の事を書くなら専門家に確認をしてから

元ネタ
isbn:9784121504890:detail


プログラミングの方の内容は、現在まだ読み途中で「…ふぅん」くらい、なのですが。
一方で、P68から「占い」について言及しているんだけど…正直「ひどすぎる」。

私はプログラムで占いを再現するために、実は占い師からタロットを習ったことがあるのです。

とあるので、手加減抜きで。

どこで誰が行おうと、出た結果を信頼させる文脈を作れるか。そのために何世代にもわたって洗練され、構築された手順が占いなのであり

違う。間違っている。絶望的なまでにおかしい。
これは占いではなく「詐欺師の手法」。
なんだろうこの見識の時点で「占いとか語るなカス」って感じである。


次。
血液型占い(っつか正確には血液型性格診断)を扱ってるんだけど…これも何とも言えずに阿呆である。
アレが、真っ当な占い師の間で「どういう扱いされているか」分かってるんだろうか?

例えば血液型占いなら、占った日付や年度、お客さんの誕生日などの特徴も加えることで、結果に細分化を施せば、お客さんにとっては「自分だけの占いの結果」のように受け取れ、強い説得力が得られるでしょう。

ド阿呆。
そうだねぇとりあえず「特徴を加えるってのは、具体的にどうやるの?」「その加える根拠は?」の二つからstartかな。
なんていうか、この辺も「詐欺師」の匂いしかしないよ正直。


お次。

タロットカードは、22枚の大アルカナと、4種のスート(マーク)ごとに1〜13までの数が振られた、合計52枚の小アルカナで構成されています。

とりあえず0から学び直せ。っつか本当に学んだの? 誰から? 先生の名前を言ってごらん?


面倒なんでwikiから。

タロット(Tarot)、あるいはタロットカードは遊戯や占い(タロット占い)などに使用されるカードのこと。78枚1組がもっとも一般的で、その内訳は1から10までの数札、4枚の人物札をスートとした4スート56枚の小アルカナと、寓意画が描かれた22枚の大アルカナである。

小アルカナは「1〜10の数札と、コートカードと呼ばれる4枚の札」*4種類。56枚ってのが、定番中の定番。
勿論デッキによっての違いってのもあるけど、スタンダードなデッキは全て、小アルカナは56枚だし11〜13なんて数字はどこにも振られていないの。
ちなみにコートカード(人物札)は、ポピュラーなところだとPage、Knight、Queen、King。おいちゃんがお好みなトートの場合だと、Princess、Prince、Queen、Knight。
これらの「4種類のコートカード」は、地水火風の4エレメントを意味しているので。
例えば「Page of Wands」の場合、「火の中の地」を意味する。Wandsは火で、Pageは地を意味するから。これはつまり「火のエレメントの中にある地的要素」という意味合い。


…なんていう風に諸々の象徴ががっつりと絡んでるの。
そこで脳天気に「1〜13の数札」とか言っている時点で、基礎の基礎の基本の最低限、すら、学べていないことがまるわかり。

タロットは、向きによって、正位置と逆位置があり、逆位置では同じカードでも意味が反転します。

これもダウト。まず逆位置は「意味が反転するかまたは弱まる」だし、そも「逆位置を取らないデッキ」ってのもある。
まぁ「逆位置を取らないデッキもある」ってのは、素人に毛が生えた程度、では知らないだろうけど。「逆位置」について、この程度の理解だと、やはり、出来ていないすぎる。

たとえば、死神の正位置は「停止、損失」で、その逆位置は「死からの再生、やり直し」など。

流儀流派にもよるんだけど、これも基本ダウト。
本来、オカルティズム的には「死」ってのはデフォで「再生」を含む象徴なので。正位置に「再生」の意味が出てくるし、「損失」は、正位置にも逆位置にも、その意味を内包しないざんす。

タロット占いにもいろいろなやり方がありますが、22枚の大アルカナだけを使った占いが簡単。

ご冗談を。もしこれが「先生について学んだせいか」だとしたら、よっぽど「下手に習うと下手がうつる」の典型だなぁ、としか思えないレベル。

手順だけ見るととてもシンプルで、これでは誰も信じてくれないのでは、と感じるかもしれません。しかしこれこそ何百年にもわたって洗練されたことで完成した手法。実際に目の前で占うと「まさに私のことだ!」などと、たいていの人なら結果が自分の運勢であることに疑問を持たず、大騒ぎしてくれるはず。
では、いったいどこにその秘密があるのか。それは、手順の中に「自分のことと認識してしまう」心理的なテクニックが隠されていることにあるます。
例えば、最初に相手の年齢分だけカードを反時計回りに混ぜてもらうという手順。
普通の人は、年齢や誕生月は「自分に関係ある特別な数」であると常日頃から考えています。そのうえで、占い師と相手の年齢差を使う事で「占い師と自分との間にある特別な数だけ交ぜた」という感覚を生み出す事に成功しています。
そして極めつきは最後のカードだけ相手に直接引いてもらう手順。
これで相手は「自分も占いに参加した」という意識を否応なくもたされます。また、この手順で「占い師vs相手」という構図から「カードvs相手(&占い師)」という構造に変えることに成功し、「占い師でなく、神聖な何かが導き出した結果」と意識させているのです。

あぁうんなんていうか少なくとも「占いについては口にするな」。
あ、ちなみに念のため、占い師としての同業者に向けて一瞬。彼が言っている「手順」は、スリーカードスプレッドがベースで、最後に「もう一枚、そこだけ、相談者にカードを引かせる」という、僅かなアレンジなんだか変形なんだか、程度のものです。


んで。
「例えば、最初に相手の年齢分だけカードを反時計回りに混ぜてもらうという手順」いやンなシャッフル手順山ほどあるし。そも「お客にはシャッフルさせない」って占い師も山といるし(おいちゃんもやらせない)。
なんていうか、こじつけが酷い上に偏見が酷くてつなぎ方が滅茶苦茶なので、全体的に破滅的に劣悪。


で、最後。

錯覚を与え、心理誘導する「手順(プログラム)」が人々をコントロールすることは、タロット占いにもよく表れています。他人を納得させるため、もしくは人を思惑通りにコントロールするため、数千年もの昔から今まで手順が更新され続けている占いは、まさにプログラミング。占った相手を思ったままに誘導すべく、加えたり、省いたりしながら、占いというプログラムは今日も磨かれています。

なんだろもはや「狂ってる」としか。
「人を思惑通りにコントロールするために」占いをやってる人って、どれくらいいるんだ?(苦笑


ふむ…「一般の、ガチエンジニアさんでは無い人に向けて、多少なりプログラミングを教えるってのがもしかすると大切な時代がくるかも」と思って買った書籍ではあるんだけど。
いやまぁ他の部分も「…ちょいと強引っつか無理のある理論展開?」とは思ったけど、関係ないこととはいえ「ここまで滅茶苦茶に愚かな文章」を書いているんだとすると…この本、赤ペンキ本かなぁ?


とりあえず「本道」のほうは、もうちょっと読み進めて悩んでみますが。
この本の「占い」で書いてあることについては、びっくりするくらい愚かで間違っていてアウトです。


せめて。ちゃんと「習った占い師の先生のところにチェックしてもらって」から出せばよかったのに。
…それをやってこれなんだとしたら、その先生含めて救われないって話ではありますが B-p