gallu’s blog

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

どこにリソースを突っ込むのか? って選択は大事だよねぇ

元ネタは、これ。
https://twitter.com/rootport/status/781680038844309504

ピクサーでは必要以上に丁寧な仕事を、「完璧な陰影をつけた1セント硬貨」と呼ぶらしい。非の打ち所のない1セント硬貨の3Dモデルを作ることに熱中しても、映画全体の品質が高まるとは限らない。むしろ、貴重なリソースを浪費しているだけかもしれない。仕事は丁寧なほうがいいが、過剰ではダメだ。

………「2016年9月30日」とか、もう2年も暖めてたネタだったのかwww
ググると色々出てくるので、そこそこ有名なんだろうなぁ、と思うのです。

さて。
いやまぁ単純なお話で。
手元に「無限のリソースが潤沢にあふれていて、かつ締め切りが広大なる彼方にある」のであれば、どこまでもどれだけでもリソースを潤沢にぶち込んで、思うさまにクォリティを上げりゃいいと思うのですだす。

ただ、大抵の場合は
・リソースは限られていて
・締め切りは、さほど彼方ではないどこかに決まっている
ので*1

そうするとどうしても
・ナニを優先して
・そのために結果としてナニを「捨てる」のか
を、はっきりさせにゃならんですし、着手する中でも
・ナニは丁寧にしっかりと作成し
・ナニは「場合によっては後でリファクタ」前提でざっくり組むのか
を選択せにゃならんです。

トリアージってのは、別に「こいつ死んでもいいや」じゃないんですよ。
「限られたリソース」をどうやって回すかを考えた、苦肉の策なのですよ。

ちなみにプロジェクトで「トリアージに失敗」すると「全滅して死屍累々」とかなったりするので。
ロッコ問題とか、なんかモラルとか良識とかを考慮しつつ年単位で思案してもよいのですが。現実にアレで思案できるのってせいぜいが分足らず程度の時間で、かつ「選べなかったら全員死亡」とかなので、「決断する権限を持っている人間が決断しない」のは、罪悪なのですよ。

おいといて。

基本的に「限られたリソース」なのであれば。
それを「まんべんなく平均的に」使うと、大体において「どれも駄目な駄作」ができあがるので。
そこはどうしても「ここには集中、結果としてここは(一端)切り捨て」って現実路線での考察と決断が必要となると思うのです。

勿論「ナニを大事だとするか」ってのは、とても大切で。かつ、それは必ずしも「外から見て合理的に見える」モノばかり、ではない、と思うので。
結果的に、一見「………なんでそこにそんなコスト突っ込むの? それって"完璧な陰影をつけた1セント硬貨"じゃない?」とか見える瞬間があり、かつ、当事者にとっては「ココにコスト突っ込まないでどこに突っ込むの?」とか思うシーンもあると思うのですが。
まぁその辺は、好き好きですよねぇ、と。
自身の裁量の範囲内において、お好きにやってみたら良いんじゃないかなぁ、とは思うわけなのですが。

ってな訳で。
「どこに突っ込むか」はともかくとして「突っ込む所と突っ込まない所の取捨選択」は、しっかりと考えておきたいなぁ、とか思ってみたりするのです。

………いや一生に一度くらい「あらゆるリソースの心配が全くないプロジェクト」とか関わってみたいなぁとか思うのですが(笑

*1:………えぇまぁついでに「スコープが増大し続ける」とかありそうなのですがそこは永久封印とかぶちかまして寝かせておくとしまして