がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

モックアップ( mock-up )ってもしかしてマイナー?

ちとお仕事をしてて、不思議に思ったので、念のために記述。
モックアップってものがありまして、これは大変に便利なのです。技術者にとって。


もくりこくりは色々とはがすのですが、モックアップは問題点をはがします。
モックアップ( mock-up )は、日本語で「原寸模型」とか「擬似完成品」とか「間に合わせに作る」とか呼称されますが。ようは「見た目だけはなんか完成しているげに見えるっぽいブツ」になります。
ユーザインタフェースが非常に重要なWebにとって、概ね、色々な意味で生死のラインを分かつ、重要なものです。


モックアップは以下の要素を持ちます。

  • 動いているように見えるのは気のせいです。全部静的なHTMLで構成されています
  • デザインは、この時点で「とりあえず」でいいので乗るとうれしいのですが、乗らなくてもOKです*1
  • 画面の入力要素などはすべて満たされています
  • 画面遷移(このボタンおしたらどこにいく)も全部満たされています


これによって。
必要な機能が欠けていないかどうか。画面遷移はわかりやすいかどうか。入力項目などは過不足がないか、をチェックできます。
静的なHTMLだけで先にこの辺がヘッジできれば、手戻り少ないっしょ?


まぁ後で手直しが発生するにせよ。モックアップを基準にすると、「あの機能がない」だの「この機能はこういうイメージじゃない」だの、そういったトラブルを随分と削減させることが可能です。
モックアップ作成後は、MVC系のフレームワークであれば「modelに落としてとりあえず画面遷移だけ+テンプレート分離」だけを全Pageおこない…ってながしていくと、わりときれいに流れます。


…別に今「モックアップの概念をまったく理解してなかったSEたちのおかげで苦労してるから書きたくなった」わけではないのですが。ええ。本当に。


業務やるなら、モックアップくらい、理解しておきましょう。「なぜ必要なのか」を含めて。

*1:テンプレートエンジン使用が前提ですが