がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

堕ちゆく世界

神聖魔法と信仰魔術

「神聖魔法」と「信仰魔術」。 どちらもいわゆる「神々の信奉者」が使うものだが、両者には明確な区分がある。神聖魔法は「聖なるものの存在が"ある"ことを前提にした魔法」であり、それ以外の魔法と同様に「"魔力を扱うための法則"の1形態」である、と捉え…

魔力と魔法、魔術

世界には不思議な力が満ちていた。 先人はそれを「摩訶不思議な力」と呼称し、それが転じて「魔力」と呼称された。「極度にとがった天賦の才」を持ったもののみが扱い得る魔力であったが、徐々にその法則の端々が判明していった。 「魔力を扱うための法則」…

二種類の「死霊術」

専門以外からは一口に「死霊術」と呼ばれるこの系統は、ほぼ全く異なる2つの系統から成り立っている事を、本日は学んでいこう。 端的には「肉を扱う術式」と「魂を扱う術式」である。肉は「物質」、魂は「情報」と言い換えてもよい。 人によっては、前者を…

魔力干渉系魔法と魔法干渉系魔法

一般に「魔法干渉系」と呼ばれる魔法が、いくつか存在する。 例えば「魔法吸収」であったり「魔法発動阻害」であったり、或いは「魔法分解」や「解呪」といった類いのものや、このあたりの行き着くところが絶対魔法防御(アンチ・マジック・シェル)である。 …

歴史………

この世界は、数万年という長い歴史を持っている。 それに間違いはない。 なぜなら、記録にも文献にも、或いは痕跡にも遺跡にも、若しくは記憶にも語り部にも残っている「事実」だから、だ。とある異端の、狂った学者は言う。 「"数万年"の痕跡がおかしい。こ…

トゥーヴ「dad」

トゥーヴは、一つのBW(blank will)を「特定の品物(通常、15cm程度の杖を模した形状である事が多いが、形状や素材に、魔的な意味での意味合いはない)」に付与する事で作られる。 BWの価格が極めて高額であるために「全ての民が持っているもの」ではないが、と…

キャラクター設定

エヒュール 「本来の魔力」を扱える唯一の人物だった。 高潔な王であり、偉大なる魔術師であったが、相手を「無為に信じる」事が出来ない程度に若い人物でもあった。 ヨド 「原エネルギー」を扱える、力ある魔術師。 しかし、その力故に配慮が幾分浅く、判断…

魔法概論

前提 「世界」を「編み変える」ことで、現実に様々な影響を及ぼすことが出来る。 歴史的側面から 最初期 いくつかの方法で「編み変える」方法に、偶然気づく連中がいた。 そのうちの僅かな個体は「自らの意思によって」「再現性のある」模様の編み変えが出来…

プロローグ

序章 あたしは、日記を書こうと思う。 今までに起こった事を。そうして、これから起こる事を。 その中で思う様々を。 回想 あれは。おばあさまから初めて、魔力の手ほどきを受けた時だった。 「いつもお前や私が使っているこのお道具は。トゥーヴというので…

小説に向かうためのプロローグ

"それ"は紛れもなく欠陥品だった。 「欠陥であるために必要な判定をことごとくかいくぐる事ができる」という点において、まさに。 通常。 BWは読んで字のごとく「意志を白紙にさせられる」。 彼は。 意志を除去する魔法「will remove」に対してほぼ完全にレ…

世界の破死まり

それは、一つの失敗から始まった。 魔法とは「意志により変化を起こす技法」である。 ならばその「意志」とはなんなのであろうか? BWの理論そのものは、比較的初期から考えられてはいた。だが「同じ人間を奴隷がごとき状態に堕とす」という行為は、中世以前…

設定の欠片

人々の要求に次々に答えるために高度に最適化する形で発達した魔法文明は。その恩恵をあずかれるものにとっては、すばらしいものだった。 魔法とは極論すれば「意志の力」である。 そのために。さまざまな道具に「意思を増幅するための"白紙の意思(ブランク…

性懲りも無く新しいタグです

いやまぁ構想は結構前からしているのですが…そろそろ自分の尻っぺた叩かんとなぁ、とか思ったので(苦笑 「lule of runatic - 狂気の法則-」という世界観を現在作成中でして。 TRPGと小説とWebブラウザゲームの3方向展開を考えてます(えぇ考えてるだけで遅…