いやまぁ「弥縫策」って単語を知らなくて、覚えたので使ってみたい、ってのもありましてw
先に、弥縫策の意味。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/186934/m0u/%E3%81%B3%E3%81%BB/
一時のがれにとりつくろって間に合わせるための方策。「―を講じる」
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/186930/m0u/
[名](スル)失敗や欠点を一時的にとりつくろうこと。
「彼の生活はもう…―することも出来ない程あまりに四離滅裂だったのだ」〈梶井・瀬山の話〉
さて…えと、例えば。弥縫策ってのは、大体、こんな文脈で用いられるっぽいのですが。
http://news.livedoor.com/article/detail/5513693/
それでも枝野幸男・官房長官は4月15日の会見で、「これで需給ギャップが埋められるものではない」と強調した。まだ“原発は必要”といううそにしがみつく醜いあがきだったが、弥縫策(びぼうさく)はまた綻ぶものだ。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-176476-storytopic-11.html
冤罪(えんざい)防止のため「ビデオ録画等で取り調べ過程を可視化する」と公約したものの、積極的に動いた形跡はない。一部可視化という極めて不十分な弥縫(びほう)策を打ち出しただけだ。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=139049&servcode=400§code=400
梁豪煥(ヤン・ホファン)ソウル大教授は「国語・英語・数学中心に運営される現行の教育体制で授業時間を少し増やすのは弥縫策にすぎない」とし「歴史を国語・英語・数学のように別の科目として独立させよう」と提案した。
つまり「一時しのぎだからダメだよ」、と。
ただ。案外に「弥縫策」な状況は多いし、弥縫策でもどうにかなってしまうんじゃないかなぁ、と。
んと…つまり
・綻びたらとりあえず場当たり的にでいいから、大量のリソースをぶち込んで一時をしのぐ
と。これを繰り返すと、案外とど〜にかなる…というか「そうやってどうにかしのいでる」ところって、結構多いんじゃないかなぁ、って気がします。
端的には、この辺
http://d.hatena.ne.jp/asakichy/20110421/1303347479
新しい製品は大抵「良いから購入される」なんてことはありません。
「既存の製品が、どうしても使用に耐えないほどに問題がありすぎまくりきる」から、やむを得ず新しいのに乗り換えるんです。
場当たりな対策があった場合。「よりよい対策があるから乗り換える」なんてことはありません。
「場当たりな対策では、どんだけ大量のリソースをぶち込もうともまったく太刀打ちができない」から、やむを得ず新しいのに乗り換えるんです………慣性の法則をぶち抜くほどの「既存のデメリット+新規のメリット」があれば。
…うん、初動って大事だなぁ、って思いました。
# 一回破れちゃうとねぇ…後はまさに「転がり落ちる」しかねぇのよ orz