がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

それは「継続できる」ものなのかしら?

思考の元ネタはこちら。


お金があるから作ってはみたものの・・・ ホールは管理が命
http://blogs.itmedia.co.jp/nagaichika/2012/04/post-57fa.html

音楽ホールというものは、やはり「管理を買うもの」なのだと改めて感じました。


「管理を買うもの」。
色々と腑に落ちたり落ちたり落ちたりしたのですが。
もうちょっと思考を走らせてみたときに…ふと、思い出す出来事がありました。
端的には「継続的に運用できるの?」ってな類のお話です。


ん…割合と多いパターンとしては「ある程度のキャリアがある(と本人思ってる)」技術者さんに多いのですが(時々、1〜2年の新人さんでもやりますが)。
何がしか提案をしてきます。
そこそこ大きな声で。言い方を変えると、割合と「ドヤ顔」で。
提案内容自体は、取り立てて奇異でもなく、まぁやれば「一定のメリットが見込める」ものであることが多いです。
どういうルートでその発案に至ったかはともかくとして(まぁ想像はいくつかつくのですが)、確かに「正論」です。
やることによる「メリット」もあり、やらないことによるデメリットも、それ自体はさほど違和感があるものではありません。
で、それを「やっていない」ことに対して、比較的声高に「おかしい」という類の話を添えてきます。


まぁここまではよいのですが。
実際「やったほうがよい」ものであることが多いですし、やらないことによる弊害についても、そのあたりは「お説ごもっとも」なので。


そういうときにどうするか。
ひとつふたつ思うところはあるのですが、一度「ではそうしましょう」で、大体おいちゃんは許容します。
火の熱さは、火傷していただかないとわからないですし B-p


おおむね、1〜2週から長くても1ヶ月程度で「言い出した本人がやらなく…というかできなくなります」。
後はなし崩しに、改善案そのものが「なかったこと」になります。


よい習慣であったとしても、それを「継続的に」「空気のように」やるには、そこそこヘビーな前提が必要になります。
まぁ「これをやったらよい感じ!」なのはわかりますし事実なのですが、「今までやっていなくて」「これから継続的にやり続ける」だけの胆力に、いまひとつ欠けてるんですよね(苦笑


ものっそひどい発言をすると。まぁおいちゃん的には「自分や周囲を見直す」よいきっかけ程度にはなるので、さほど気にしてもいないのですが。
とはいえ「言いだしっぺがあっという間にやらなくなる」のを見るにつけ、まぁ思うところしきり、な部分ではあります。


で…この辺を考えると。
改善策もまた「それによる効果」と同じくらい「管理を買うもの」だと思うんですね。
もちろん改善策なんで「運用してみたらしんどいから運用ルールをPDCAぶん回して無理の無いところに落とし込んでいく」ってのは十二分にありだと思うのですが。


その辺をせずに「声高にルールを設置して」「そのまま放置して風化させる」のを見るにつれ思い出すにつれ。
「高価なピアノを買って」「野ざらしに放置する」のと変わらんなぁ、とか思うわけですよ。


運用/継続って大切だなぁ、という雑感です。