「ベンチャー企業のポータルサイト ベンチャーファクトリー http://vfactory.jp/Top.do 」というサイトがありまして*1。
そちらで拝見した
悩むな!パクれ! http://vfactory.jp/SpecialEnterpriseDetail.do?enterpriseId=467
という記事を見てまぁ色々と考えてしまったのですが。
別段、記事を書かれている方がどうだとかいう意味ではないのですが…最近、いわゆる「パクる」ケースを多々見ています。
一方で。ちと古い話になりますが、本歌取りというものがあります。それが何かくらいはまぁ調べてみてくださいませ。
本歌取りは、いわゆる「真似ぶ」という意味合いでの「学ぶ」一環だと思っています。
真似ぶという話は、以前も http://d.hatena.ne.jp/gallu/20080226/p1 で展開をいたしましたが。
で、元記事に戻りまして。
端的に書くと
めまぐるしい市場の変化に対抗するには、
一にも二にも「スピード」が重要です。悩んでいる暇すらありません。
PDBの心得も
「悩むな! 考えろ! 無いものは創れ!」です。悩むのは時間の無駄、
悩む暇があるなら考えて解決策を絞り出せ!
という意味がこめられています。
ところが、
さらに「スピード」をあげるために、
ある部長がこんな心得を作りました。「悩むな! パクれ! 無ければ創れ!」
ゼロから考えるよりも、
成功例をパクった方がスピードアップできるというわけです。
という部分に、少なからず不安を感じたわけです。
個人的には。速度を要求される「からこそ」、腰をすえて基礎を学び、時間をかけて熟考して悩む価値があるのではないか、と考えている部分が多々あるので。
もちろん「巧遅は拙速に如かず」といわれることは多々あります。しかしそれは常にtrueなんでしょうか?
いわゆるベンチャーさんを拝見していると、どうしても、特に学習とか考察とか調査とか、比較的表に出にくい部分が果たして「足りているのか?」と悩むことも多々あります。
もちろん「速度を出したい」ってのは私も同じなのですが。
そのために「時として遠回りする」事も大切なんじゃないかなぁと、そんな風なことをどうしても考えてしまいます。