生物学…でよいのですかねぇ? に、こんな言葉がありまして。
そこから色々な「系(これでシステムって言うんですよねぇ)」への言及っちゅか思いを馳せてみようかなどと。
その言葉は「Dominant-Negative(ドミナント ネガティブ)」という言葉です。
ググってみているのですが…「これ」といった定型的な訳語はないっぽいですねぇ。
説明しよう(富山敬風)
…ってほど把握し切れていないので、書籍から引用をさせていただきたく思います。
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: 新書
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タンパク質分子の部分的な欠落や局所的な改変のほうが、分子全体の欠落よりも、優位に害作用(ドミナント・ネガティブ)を与える。
生物は面白いもので、ある「重要ななにか(ここではとあるタンパク質)」が「まったく存在しない」場合、それなりにどうにか迂回路とか作っちゃってがんばっちゃうらしいのですが。
これが中途半端に「あるっぽいんだけど実は壊れている」と、「あるっぽい」から迂回路が作られず、でも「っぽいだけだから」役には立たず、で。
結果、全欠けよりもよっぽどたちの悪い「中途半端野郎」が横行する、というような状態になる、んだそうです。
もうちょっとひどくなると「正常なタンパク質よりも"正常っぽく"見せかけて(ここがドミナント:優位)、正常を押しのけて。結果、色々と困ったことを引き起こす(ネガティブ)」とかなんとか。
まさに「悪貨が良貨を駆逐しまくそ」な状態でございます。
えと…ちょっと「心を揺らして」過去に思いを馳せて…
basic認証しかかけてないのに「管理画面のセキュリティばっちぐ〜」とか
入力のタイミングで「さにたいずすれば all せきゅあぷろぐらみんぐ」とか
プログラマに知識がなくても設計がアレゲでもWAFがあるからも〜まんたいとか
契約者固有IDは偽装できないしIPアドレスチェックで万全〜とか
ん〜…ドミナントネガティブという単語を想起してしまうのは、おいちゃんだけなんでしょうか?