がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

「愚行権」ってのを知っておくと楽なのかも

エンジニアさんのストレス周りの話で。


んと…まず先に、言葉の意味から。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9A%E8%A1%8C%E6%A8%A9

愚行権(ぐこうけん、the right to do what is wrong/the right of(to) stupidity)とは、たとえ他の人から愚かでつむじ曲りの過ちだと評価・判断される行為であっても、個人の領域に関する限り邪魔されない自由のこと。


ポイントは「個人の領域に関する限り」。


ん…これ、割合にあちこちであって。
ちょいと変形させると「教えるのってやっぱり難しい…からいい勉強になる http://d.hatena.ne.jp/gallu/20120122/p2 」にもつながるかなぁ、と。


エンジニアさんのストレス溜める一箇所に「好みの違い」ってのがあるです。
いやまぁ実際「好み」って結構「質に直結している」可能性もあるので、「好みを持つこと」自体については全く否定をしないのですが。
ただ「考え方や捕らえ方、切り口の違い」を見て、「違う"から"否定する/ストレスをためる」と、ストレスがマッハでたまるです。


その辺はいわゆる「みんなちがって、みんないい @金子 みすず」ってあたりですね。
ここを許容できないと、貪瞋癡の三毒でいう瞋となるです。すなわち「我(自分)に背くことがあれば必ず怒るような心」。
このへんは、気合と修行と考察によって、消していくほうがよいです。


一方で…ここが多分、エンジニアとして困りやすいところだと思うのですが。
「瞋とかいう以前に純粋に被害がでて困るんだよ」って状況が、時々*1出てくるです。
この場合、それこそ「投石器使おうが石斧投げようが尿道結石の呪いをかけようが」やめさせる必要があるです。


ポイントは「自分にとって直接の実害が、明確に出てくる」場合。
で、重ねて書くポイントは「問題が発生することが明確である場合」ではなくて、「その発生した問題によって、自分に実害が及ぼされる」場合。
ちなみに「問題発生によって残業が増える」については「残業をしない」で跳ね返すことを前提に「問題は発生しない」っておいちゃんはみなします。
残業をしていないことで問題視されたらンな現場はとっとと辞めるし、実際過去に何度かそーゆー状況は発生しています B-p


この辺りの「適切に怒るべき箇所」と「他人ごととして、愚行権を認める箇所」を切り分けると。
少しだけ、気の持ち方が楽になるかなぁ、って、思うです。


まぁエンジニアに「あぁ愚行権を認めなきゃなぁ」って思われてるような現場に未来があるとは、あんまり思いませぬが B-p

*1:時々ってことにしておこうよ orz