がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

…よくわからない orz

非技術系です…微妙にセキュリティネタに関連させますが(苦笑


元ネタはこちら。
メディア・パンデミック
http://blog.honeyee.com/ttakashiro/archives/2009/05/11/post-124.html
高城剛氏のBlogです。

ヒースロー空港ターミナル3は、世界最大規模の国際ターミナル。
ヨーロッパ諸国だけでなく、アフリカもアメリカも、勿論日本もメキシコも、ここに発着する。


昨今の話題のひとつは、豚インフルエンザだが、
このターミナルを見渡す限り、マスクしている人は、ほとんど見ない。
そのマスクをしている人は、日本人だけ!!!!
中国人や韓国人かと思って、わざわざそばに行って確認したので、間違いない。


同行のイギリス人とスペイン人の仕事仲間は、
「いったい日本は、どれだけ豚インフルエンザの感染者がいるのだ?」と、
とても心配されてしまった。


僕は彼らに説明する。
日本の病気は、豚インフルエンザではなく、集団ヒステリーである、と。
日本は、今後も素晴らしい可能性があるいい国だが、いまは精神的に不安定で弱い、と。


この国家をあげての集団ヒステリーな状況は、
9・11以降のアメリカとそっくりだ。
その後今日、アメリカの醜態は僕が言うまでもない。
冷静さを欠き、国際社会に協調できなかった報いだろう。


この時の状況に、いまの日本はそっくりだ。
国際空港ターミナルで、日本人だけマスクマン。
その光景は、国際道徳に反するなどではなく、滑稽だ。
礼儀的にもマスクはとった方がいい。
つけてる人が患者のようで、周囲に不安を捲いているのを気がつかないのだろうか?
どこかの国の隣のお婆さんが、怖がってますよ。
ガラパゴス化は、技術ではなく国民性になってしまったようだ。


しばらく日本のテレビを見ていないので想像でしかないが、
きっとメディアが、日々恐ろしいことを繰り返し、人々の恐怖をあおり、時には誰かを血祭りにし、
その直後にお笑いなどのエンターテイメントを放送しているのだろう。
そのメディアの「戦略」は、9・11以降のアメリカと同じである。
そして、大きな物語に国民全員が飲み込まれていく。


久しぶりにチョムスキーを読みたくなった。
そこには、きっと日本の五年後が描かれているだろう。

えと…大して大がかりな予防法方でもなく、たかだか「マスクをしている」程度で、なんでこの方はこんなに過剰な反応をしているのか、が、とても不思議でたまりません。

国際空港ターミナルで、日本人だけマスクマン。
その光景は、国際道徳に反するなどではなく、滑稽だ。
礼儀的にもマスクはとった方がいい。
つけてる人が患者のようで、周囲に不安を捲いているのを気がつかないのだろうか?
どこかの国の隣のお婆さんが、怖がってますよ。

…純粋に、論調がよくわからない orz
現実問題として、世界保健機関がそれなりに「流行の兆しがある」と考えているわけで。
例えば「周囲に消毒液をまき散らかしながら歩いている」とかならともかく。たかだかマスク程度「あぁそうだねぇ」で流して終了だと思うのですが…どうなんでしょうか?
或いは「印象値よりも現実を見据える」べきなのではないのでしょうか?


ちなみに。

同行のイギリス人とスペイン人の仕事仲間は、
「いったい日本は、どれだけ豚インフルエンザの感染者がいるのだ?」と、
とても心配されてしまった。

日本は少ないですが。あなたのお国ではそれなりの数が報告されてますよ?
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905120030.html

(CNN) 世界保健機関(WHO)は12日、新型インフルエンザ(H1N1型)の感染者が日本時間同日午後3時現在、世界31カ国・地域で計5251人になったと発表した。
米国が2600人で最多。続いてメキシコが2059人と、この2カ国で全体の8割を超えている。
死者はメキシコの56人が最多で、米国3人、カナダとコスタリカがそれぞれ1人ずつ。
このほか各国・地域の感染者数はスペイン(95人)、英国(55人)、パナマ(16人)、フランス(13人)、ドイツ(12人)、イタリア(9人)、ブラジル(8人)、コスタリカ(8人)、イスラエル(7人)、ニュージーランド(7人)、エルサルバドル(4人)、日本(4人)、韓国(3人)、オランダ(3人)、コロンビア(3人)、ノルウェー(2人)、スウェーデン(2人)。

ちなみに日付は2009/05/12。


あと。

きっとメディアが、日々恐ろしいことを繰り返し、人々の恐怖をあおり、時には誰かを血祭りにし、
その直後にお笑いなどのエンターテイメントを放送しているのだろう。

最近、在宅でのお仕事続きなので。TVを適当に流しながらやってますが。つまりTVはそれなりに流してますが。
別段、恐ろしい事も繰り返されていなければ、恐怖も煽っているようには見受けられませんし。
ましてや「誰かを血祭りにあげる」なんて事は全然ないと思うのですが?


なんていうか…イメージで「大丈夫だよ」と語るのは。
それが「本当にきちんと本質を理解しきった」上でなお、一定の危険が伴うと思うのですが。
今回の場合…とりあえず「予防医学って単語、ご存じですか?」と聞いてみたいところですねぇ。


…まったく同じ内容を時々セキュリティで見かけますがね。
危ない事は「認識した上で」「コスト安い対策はすぐにやって」「コストが高い対策は、やるかやらないかじっくり悩む」のが常套手段だと思うのですが。
彼らの場合「目を閉じれば襲われない」って思ってるらしいですからねぇ。


危ないと思うのですが。
目の前の事実から目をそらすってのは。

第二回「ブラックホール飲み会」のお知らせ

去年
http://d.hatena.ne.jp/gallu/20081106/p2
でやりました飲み会を、今年も開催いたします!!


From: 古庄(がる)
To: 私とお知り合いの技術系の皆々様
Subject: 技術系プレ忘年会
Date: 2009-05-30(Sat) 16:00〜19:00
Price: 5000円


上述のheaderのような感じで飲み会を行います。皆様の山盛りの参加連絡を切にお待ちしております。
参加レギュレーションとしては。
1.技術系のこゆい話が出来る、または好きである、または聞きたい:Must
2.あっしと直接面識がある
 または
 「あっしと直接面識がある」方からのご紹介がある:Must
って感じで一つ。


趣旨ですが…
とりあえず、各方面で色々な技術者さんとお知り合いになる事が出来たので。
ではさらなる人脈の広大化につなげてみようか、と。
ここで「Web2.0的」というのも「グリッドだ〜クラウドだ〜」いうのも「ネットは広大だわ」いうのも自由ですw


人数としては、最小20名から最大で45名ほどまで。立食形式なので、色々と動きやすいと思ってます。
なお当日は、可能な限り名刺をご持参いただけるとよろしいかと思います。それ以外については…なんかいくつかギミックは考えてみたいかと。


参加希望の方は私までメールその他にてご連絡くださいませ(知己であれば連絡方法はなにがしかあると思われますので、ここには連絡先は載せておりませんあしからず)。
締め切りは一応前日2009-05-29の23:59:59までといたしますが、出来れば早めにいただけると嬉しいです & ド最悪当日でも多少の融通は利くかと思われます。


それでは皆様のご参加心よりお待ち申し上げます。

悲しくもあり 嬉しくもあり

最近とみにとりあげております「おせん」という漫画について、です。


おせん(16) (イブニングKC)

おせん(16) (イブニングKC)


P250

2008年は
最悪の年だった。


おせんのドラマ化に
かかわった様々な
人達の中のごくごく
一部の人間に
心から言いたい。
<現場の人間には
 心からおつかれさま
 と言いたいが…>


真っ当であって下さい。


どうせ伝わんないん
だろうけどな…。

P252

とにもかくにも
そんな傷心の
エスチョロのすくいは
やっぱりたくさんの読者の
あたたかい励ましのおことばで
ありました。

いっときは
本気でまんが家
やめようと思い
ました。


P253

あらためまして


私マエスチョロこときくち正太
諸々の実体験を通じ、おせんを
何事もなかったかのように続けることは
物書きとしてどうしてもできず、
ここでいったん幕を引くことを
どうかお許し下さい。しかし!!!
しかし「真っ当を受け継ぎ繋ぐ」をテーマに
おせん第二幕 もうスタートしております。
どうか皆さま、変わらぬご支援を…。


巻末の帯(…っていう言い方で良いんでしょうか?)

この巻で、おせんはひとつの区切りをつけさせていただきます。
しかし、幕は引くためではなく、開けるためにあるのです。
おせん第二幕 “真っ当を受け継ぎ繋ぐ”
事に仕えるために、自分の集大成はこれから始まります。

どんだけか心を痛めたであろう事を考えると…なんていうか胸が痛むというかどこぞのTV局とか作成に関わった連中を -検閲削除- してみたくもあり。


それでもなお、その心痛の中で復活された事を単純に嬉しくもあり。


「心痛からの復活」でより一層磨かれたであろう、今後のマエスチョロの世界観がより一層楽しみでもあり。


思いは複雑ではありますが。
ともあれまずは「再開」を言祝ぎたい気分です。


IT屋さんとして動いているおいちゃんが「弟子の全員に読ませたい」と思える、素晴らしい漫画ですし。
っつか、興味を持たれた方は、是非。
おいちゃんの全ての心意気の大前提にある


まっつぐ


という言葉の意味が、多分見えますから。

お絵かき?

え? そんなことできるの?
しかもレイヤーってw


久しぶりに「面白い」と思ったw
問題は…おいちゃんには、致命的というよりは壊滅的と言った方がいいくらい、その系のセンスと才能とスキルとその他諸々が欠落している事かしらん?(苦笑


いつかチャレンジした時は。
生暖かい目で見守りつつ、微妙な褒め言葉で持ち上げてくださいw

相変わらずってか信用低下度合いに加速度が…

ある意味珍しく政治ネタ。
お題は「年金」。


えと…ニュースにもなってるですがね。
国民年金及び厚生年金に係る財政の現況及び見通しー平成21年財政検証結果ー
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/02/dl/s0223-9g.pdf
ちょっと内容凄すぎませんか? 惨いって言い換えてもいいですが B-p


とりあえず松竹梅揃えてるのですが。
真ん中の「基本ケース」が…「減少しない見込みになっている」とか書いてるのですが…そのための前提条件がなんていうか夢幻のごとく、って感じしかしないのは私の気のせいでしょうか?


将来推計人口(少子高齢化の状況)の前提
出生率は…{1.55、1.26、1.06}。2005年が1.26ってことらしいので現状維持…びみょ〜。最近低下の一途とか聞くけどその辺どうなんでせうか?


労働力率の前提
独立行政法人労働政策研究・研修機構「労働力需給の推計(平成20年3月)」における「労働市場への参加が進むケース」に準拠して設定」って…せめてURIとかつけといてくんないかなぁ…


経済前提
とりあえず。運用利回り{4.2%、4.1%、3.9%}って現実的な数字なんでしょうか? っつか梅で3.9%ってあぁた…


まぁ。
あちこちでいっそ笑えるくらい叩かれまくってる夢のような試算ですが。どこのニュースみても「誰が試算してその責任者が誰なのか」ってのはぜ〜んぜん書いてないんですよねぇ。
なので、とりあえずさらしますw
参加メンバーはこちら。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/02/dl/s0223-9b.pdf

稲上毅 いながみ たけし 独立行政法人労働政策研究・研修機構理事長 東京大学名誉教授
江口隆裕 えぐち たかひろ 筑波大学ビジネス科学研究科教授
大西由美子 おおにし ゆみこ 有限会社セントラルローズ取締役
小島茂 おじま しげる 日本労働組合総連合会総合政策局長
権丈善一 けんじょう よしかず 慶應義塾大学商学部教授
杉山千佳 すぎやま ちか (有)セレーノ代表取締役
滝澤八千子 たきざわ やちこ 日本労働組合総連合会中央執行委員 UIゼンセン同盟男女参画・社会運動局長
都村敦子 つむら あつこ 日本放送協会学園非常勤講師
中名生輶 なかのみょう たかし 独立行政法人国民生活センター理事長
西沢和彦 にしざわ かずひこ (株)日本総合研究所調査部主任研究員
林真奈美 はやし まなみ 読売新聞東京本社編集局社会保障部記者
樋口美雄 ひぐち よしお 慶應義塾大学商学部教授
宮武剛 みやたけ たけし 目白大学教授
山口修 やまぐち おさむ 横浜国立大学経営学部教授
山崎雅男 やまざき まさお 日本経済団体連合会社会保障委員会年金改革部会長
米澤康博 よねざわ やすひろ 早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授
渡邉光一郎 わたなべ こういちろう 日本経済団体連合会社会保障委員会企画部会長
渡辺俊介 わたなべ しゅんすけ 日本経済新聞社論説委員

なんかそうそうたるメンバーっぽいのですが…ど〜ゆ〜基準で選んだんでしょうかねぇってかこの試算結果見る限りにおいては「全員駄目くさ」としか思えないのですがどうなんでしょうか?
で…この手のを出すにあたって必要な、長の名前がよぉわからんのですが。
今の年金局長さんって「渡邊芳樹」って方でよろしいんですかね?*1 このクソ馬鹿げた試算出し倒した愚か者は。


ナンだろう…こんな試算で「信用してくれ」とか言われましても…円天信用してくれ言われるのといい勝負なんぢゃないかと思うのですが…どうなんでしょ?

*1:その後電話で確認。幹部名簿 ( http://www.mhlw.go.jp/general/sosiki/kanbu.html ) の中にありました。この人です。で…厚生労働省の職員さん、丁寧にWebでどこのリンク辿ればいいのか教えてくださるのはとても嬉しいのですが…右と左を間違えるというのはどうなんでしょうか(苦笑)

えと…怖いなぁ…

元ネタ
Winny研究者がなぜウィルスによる情報漏洩の責任を問われうるか
http://d.hatena.ne.jp/atsushieno/20090113/p1


んと…本題ではないところでひっかかってますが。

刑法の世界だと、死にそうな奴を発見したところで、助けなくても、犯罪にはならないが、いったん助けて、それからやっぱり無理だと言って放置したら、遺棄罪や遺棄致死罪になる。これはいったん手を出したことで作為義務が生じるから。(下手に助けなければ他の人が助けてくれたかもしれないわけだから、手を出したことでかえって状況が悪化している。)

えと…そうなんですか?
だとしたらこの法律「めちゃめちゃ怖い」と思うのですが。
例えば。ふと見かけて「あ、難儀してるなぁ」と思って手を出してみたら実はものごっつい状況で「自分では完全に手が出ない」と思ってごめんなさいしたら、遺棄罪とかいう罪になるんでしょ?
この解釈がもし正しいのだとしたら、正直怖くて「他人を助けよう」なんて欠片も思えなくなるのですが。


で。

それと同じように、Winnyリバースエンジニアリングして、プロトコルやネットワークを研究して、それに対するセキュリティ対策ソフトや何らかの成果を公開しているセキュリティ研究者に対しては、もはやWinny作者と同様の作為義務があって(これを不思議に思うことがないよう、わざわざ上の例を示していることに思い至るべし)、ごく簡単にセキュリティ対策を講じることができるのに、それをせずに、自らのソフトウェアのみを改良する行為は、セキュリティホールを悪用した情報漏洩に対する、積極的な幇助行為があると認めることができるのではないかと思われる。

…同じくらいに考え方っていうかなんていうか、が怖すぎる。


挙げ句。コメントに

個人の善意に期待するのではなく、法による強制に期待することはありえるでしょう。

とかあるのを見ると…「法律怖い orz」とか思っちゃうのですが。


机上でお勉強に励んでいる法学者(…なのかなぁ? よぉわからん)の発想は、なんていうか本気で怖い…のかも、しれない。
…法律って、やっぱりおいちゃん肌にあわないのかなぁ?

考えるのか感じるのか

んと…まぁ因はあちこちにあるのですが、因総数*1が1以上になってきたので。


端的に。例えば某書籍では「思考脳と感情脳」なんて書かれ方をされていましたが。
ある側面の切り口を前提にすると、概ね人のロジックには「感情で感じる」と「思考で考える」の2つが有るように思われます。
基本的には善し悪しをどうこう言うつもりはあまりないのですが…ことビジネスのつながりにおいては、感情をベースにされると色々と面倒だなぁ、という論点で議論を展開していきます(笑


面白いモノで、割合に上の方に行くにつれて「感情ベース」の人が増え、下の、或いは現場ほど「思考ベース」の人が多いように感じます。
まぁ単純に「下の人間は感情を抑えつけられてるけど上は押さえつけられていないから、下だと顕現させられなくて、上だと自由に顕現させられるだけ」って気もしますがね。


おいといて。


ちなみに、多くのエンジニアはおそらく「思考ベース」でモノを考えてます。おいちゃんも然り。
なので、体験として「感情ベースのみのビジネス集団(会社とか)」ってのを見たことがないのですが…感情のベクトルが一緒だとうまくいくのかなぁ? 興味はあります。検証したいとは思いませんが B-p
このあたりを前提に、議論するのは「思考ベースと感情ベースが混ざった際のトラブルへの考察」とかいう感じになるです。
且つ、おいちゃんがそうなので、視点は「思考ベースを前提」にしてます。
この辺の偏りには十分ご注意ください*2


とりあえず…まず初手で困るのが。トラブルの発生原因とヘッジの仕方です。
まず、トラブルの種があったとしましょう。そうですねぇ…「依頼したものと実作業に乖離があった(と感じた)」なんてのは、割合に身近なお題です orz


思考ベースの人間は、割合に「なぜその事象が発生したのか?」を、まず考察し始めます。
そのために、とりあえず「自分が依頼したもの(依頼者の場合)」「依頼を明示的にうけたもの(受注者の場合)」を調べます。メールのやり取りとか契約書とか。
で、もしそのあたりで不明瞭な点があれば、まず相手に質問を投げかけます。
総じて「まず今の状況を、出来るだけ客観的に正確に認識しよう」とつとめます。そも、現状の「不愉快な状況」が、どっちのどれだけの過失なのか、或いは「予想し得なかった第3要素によるもの」なのか、わからないですし。
っていうことは、怒っていいやら自分が猛省すべきやら、自分が立つべき位置すら、不明なわけですから。


一方で、感情ベースの人間は、とりあえず「乖離があると思い、それによって非常に不愉快な気分になった」という自分の感情を基準に「とりあえず怒鳴ります」。
自分が不愉快になった以上「相手が自分に対して、感情を害する事をした」わけですから。どっちにより大きな過失があるのか、とかそういうどうでもよい事はおいといて。


感情vs思考の場合、ここで厄介な乖離が起きます。特に「依頼者が感情ベース」の場合において顕著に。
概ね、ここで起きるのは、というかよくやらかされるパターンは、以下の通りでした。

  • 感:不愉快な気分だから怒った。故にこれは正当な行為である
  • 思:とりあえず冷静に話を聞くが、そもそも前提条件において、相手の認識が間違っている。だから怒鳴られるのは不当である。なので、不当である旨を伝える
  • 感:「不当なのは理解した」が、それは自分の認識外であり、知らなかったのだから怒るのは仕方がない
  • 思:なぜ知る努力をしないのかが不思議だし困るのでそのあたりを突っ込む
  • 感:全知全能じゃあるまいし全てがわかるわけがないからわかれというのは無理だ

で議論が混沌と化して、最終的に概ね持ち込まれるのが

  • 感:犯人捜しをするのは不毛だから喧嘩両成敗なのだしお互いこの話はここで終わりだ

で終了。問題が解決していない以上、思考ベースの私としては「なんも終わっとらんやん」思うのですが、感情ベースの方々は「お互いに嫌な思いをしたんだから折半」と感じるようです。
…単純に「まず状況を確認する」という事をやればすむんじゃないか…と思うのですが。私は。
で、その「齟齬の原因」に対して、お互いが何をすべきか、ってのを話し合った方が健全だと思うのですが。
ただ、彼らにとっては「自分が不愉快であると感じる事、つまり自分の感情こそが正義」なので、大抵この手の話は通じません。


ちなみに類似パターンとして、こんな経験も少なからずあります。

  • 感:不愉快な気分だから怒った。故にこれは正当な行為である
  • 思:とりあえず冷静に話を聞くが、そもそも前提条件において、相手の認識が間違っている。だから怒鳴られるのは不当である。なので、不当である旨を伝える
  • 感:「不当なのは理解した」が、それは自分の認識外であり、知らなかったのだから怒るのは仕方がない
  • 思:なぜ知る努力をしないのかが不思議だし困るのでそのあたりを突っ込む
  • 感:「知る努力をしろ」というのは当然だが、ならなぜ俺が怒鳴る前にそれを言ってくれないのだ? 言ってくれれば俺だって嫌な思いをしてまで怒鳴らなくてすむのに
  • 思:話をしようにも「言い訳をするな」で食い止められて話が出来なかったでしょ?
  • 感:わかった今回は俺が悪かったけど君ももっとちゃんと強く言ってくれ。そうじゃないと君も気分が悪いだろうが、俺も気分が悪いから

ちなみに。口では謝ってますが、語調はあんまり悪いと思っていない事が多いですね。
ついでに、同じ事がループされてしまう、ってのも過去の経験から概ね見えてます orz


…って事を書いていて。
結局これって、大分古くから言われている「モヒカン族」の話なんじゃないかなぁとか今更ながらに思い当たってみたり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%B3%E6%97%8F_(%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E7%94%A8%E8%AA%9E)


んと…あとは、この辺。
http://mohican.g.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%A2%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%B3%E6%97%8F
http://mohican.g.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%A2%E3%83%92%E3%82%AB%E3%83%B3%E5%AE%A3%E8%A8%80
特に後者のモヒカン宣言は…なんていうか「どこかまずいのだろうか?」としか思えない。
差別に意味なんてないし。
事実を透明に伝えて、間違えたら直せばいいし。
共有して突っ込んで、でも「個々は違うんだよ」ってちゃんと認識して。
…もの凄く穏当な世界だと思うのですが。


一方で。
http://mohican.g.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%A0%E3%83%A9%E7%A4%BE%E4%BC%9A
http://mohican.g.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%A0%E3%83%A9%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E5%AE%A3%E8%A8%80
えと…うん素直に受け付けない orz
「仲間だから非論理的でも受け入れる」なんて無意味な事出来ないし、「抑圧された均衡感」ほど怖いモノないと思ってるし。
好き嫌いだけでもの考えるのがどれだけ怖いか見てるし、そもまず「個人」と「議論対象」が分離できてない時点で困るし。


…うんでも、多分多くの会社の、特に上の方の人間はムラ社会を好むんだろうなぁ。
で、ふと思い出す、V:tM*3の話。
様々な掟がある。
その掟は全て「上の人間」が作る。自分たちの地位を守り、安全を保証し、財産を確保するために。
だからこそ、公平な議論を嫌い、透明性を嫌い、全てを「一部の特権階級しかできないもの」にしたがる。
知ってはいけない。下にいる君が「真実」を知る事は、上の人間の隠さなければならない問題点に光が当たってしまうことにほかならないからだ。
議論してはいけない。下にいる君が「都合の良い不平等」を論破する事は、上の人間の盤石であるべき基盤を揺るがす行為だからだ。
特権を奪ってはいけない。下にいる君が「むさぼるべき特権」を奪うという事は、占有していたためにむさぼる事が可能であった利益を搾取する事にほかならないからだ。
それらは静粛の対象にしかなり得ない。


…The Internetその他で透明性が大量に出てきた現代には、あんまり似合わない思考だよねぇ、って思うんですがねぇ。
どうなんでしょ?

*1:勝手な造語w

*2:PL法対策w

*3:Vampire: the Masquerade。素晴らしきTRPGです