がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

だって使うのは人間なんですもの

元ネタは、マイミクさんのところの日記から。

人間的成長なくして技術的進歩なし

んと…感覚的にわからんでもないのですが、なんで「人間的な成長」が「コンピュータ技術の進歩」と関連するのか、と考えた時に、一瞬齟齬が出てきたです。
「なんで?」と。


ものの数秒で疑問が解けました。


そも。技術ってなんでしょう?
まず初めに「それが無い事によって困ったり不便だったり出来なかったりするエトセトラなエトランゼ」があって。
で「じゃぁ僕の顔をお食べ、ぢゃ解決しないからこの技術をお使いなさい」と提供されるサムシングがあって。
その提供されるあんパン…もとい、サムシングこそが、技術だと思ってます。


つまり。
欲しい人の「人間くさい要求」があって。
それに対して「何とかして上げたい」というこれまた人間くさい衝動があって。
初めて発生するのが技術です。


そりゃ人として伸びてなけりゃなんもかんもありゃしませんなぁ、と。


相手の手助けをする、という一つをとっても。以前に「さしのべしぐさ http://d.hatena.ne.jp/gallu/20081223/p1 」で申し上げたとおり。
どこまでをさしのべしぐさと考えるのか、どこからがおせっかいしぐさになってしまうのか、など。
考えるべきところ学ぶべきところ知るべきところはたくさんあります。
人を知ればさしのべ方を知る事も考える事もできるでしょうし。人を見ず人を知らなければ、それは衝突だらけの齟齬しかうまないのではないでしょうか?


我々は。
道具のために道具を作っているわけではなくて。技術のために技術を学んでいるわけではありません。
その先にある、人のために、己のために、相手のために、作り、学んでいるんです。


そのことに思いを馳せればこそ見えるものもまた、あるのではないでしょうか?