がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

無料って結局怖い…

近々には…例えばDoblogさん( http://www.doblog.com/ )のお話しとか。別のお話だと同窓会支援サイト「この指とまれ!」さん( http://www.yubitoma.or.jp/ )のいお話しとか。


一応念のため。
Doblogさんは「マシンがコケたあと復旧しきれずにそのまま雪崩式に終了。
ゆびとまさんは「甚大なトラブル」とかでサイトが停止、運営会社に至っては「住所が空室」「連絡つかず」など、登録された350万人分の個人状況の行方を含め不明。


んと…結構きつい内容になるのですが。
「無料のサービス」も「それに群がるユーザ」も…正直、ある程度まで「ビジネスとしては危ない」んじゃないかなぁ、とか、正直思ってるです。


まず、無料のサービスですが。どう冷静に考えても「成り立ち得ない」です。
という事は…運営者属性が「極めて希な"金のなる木を森で持ってる上に限りない慈善家"」である、という状況以外において。
多くの場合、なにがしか。運営者側には享受したい「隠れたメリット」が存在するです。


きれいなところでは「実験」や「実績」が欲しい、あたり。
今までに「やった事のない」技術とか「そもビジネスとしてなにも実績がない」とかの時に。
ぶっちゃけ「公開実験」的なニュアンスで行うサービスがあります。
当然ですが。どんなに運用しても「収益」という意味合いにおけるリアルなお金は(基本的に)まったく入らないわけで。
しかし一方で。最低限インフラにかかるお金とか、プログラム改修費とか運用フィーとか、色々な費用は当然ながらかかるわけで。


という事は。
「かかる費用 < 実験や実績作りのメリット」であるうちはよいのですが。
年月の経過(飽きた/実験データが十分に入った/経理の目が冷たくなってきた)、人数の増加、運用の面倒さが上がった、などの要因で
「かかる費用 > 実験や実績作りのメリット」
となった瞬間に「や〜めた」となるわけです(まぁ実際には「義務を払わずに福祉を要求する」方々によって"無責任だ"などといういわれのない中傷をされたりもするのでなかなか止めにくいとかって話も聞きますが)。


次に。
もうちょっと美しくないところですと…「個人情報が 欲しくて 売りたくて 切なくて シュビドゥバー♪」なパターン。
つまり。収益を「個人情報を売る」というところにおいているわけですね。
ある程度運営して、相応の数があつまったらあとはドロンするだけ。


なんていうか…当然ではあるのですが。
「本当の意味で無償」なんてまずあり得ないわけで。そこンところをしっかりと考えておかないといけません。


次に。
同じくらいに「無料ユーザ」ってのも、ぶっちゃけ「結構怖い」存在で。
下手をすると「お金を落としてくれるユーザ」を押しのけて、無料ユーザが多くのリソースを食っちゃうなんてこともあるんですね。
ただ…「○○万人ご利用!!」とかいうのは、印象値的に色々と美味しい部分もあって。その部分を目当てに企業さんが募集をかけるから余計に勘違いが増えてしまうってのもあるんですよね。


もちろん「無料」というビジネスモデルを全否定は出来ないのですが。
ただ「危ない部分もあるでよ」というのを…もう少し、提供側も利用側も意識しておかないと。色々と面倒なんじゃないかと思うんですが…どんなもんなんですかねぇ?