がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

右と左は同時に見られない

アンチパターン名:右と左を同時に見る


今、正面を向いているという姿勢を基準にして。
右を見てください、というのは可能だと思います。
同じように、左を見てください、というのも可能だと思います。
では「同時に右と左を見てください」を、一切の器具を使わずに行う事が可能でしょうか?


システムの、特に設計や依頼段階において、似たような事があるのですが。
断片的な機能のうち一部である「A」は、確かにそれ自体は実現可能で、「B」もまた、実現可能だとしましょう。
しかし、1つのシステム/機能/操作上において。「A」と「B」が混在可能かは、「Aが可能」and「Bが可能」というお話しとはまったく別の所にあるのですが。
が…
ある一定の比率で、こんな台詞が飛び交います。
「Aは出来るって言っただろ? Bも出来るって言っただろ? んじゃAでBだって出来るんじゃないか!!」
「いやだからAとBと、個々には出来ますけど組み合わせるのは…」
「Aは出来るんだろっ!!」
「…はい」
「Bも出来るんだろっ!!」
「………はい」
「んじゃAでBも出来るんじゃないか!! つべこべいうな!!」
その後、そこのシステムがどうなるかは「推して知るべし」って感じです。


ある程度までは、出来るだけ誠意をこめた会話を。
ある程度を超えたら、頑丈な壁と保身と、一切の会話の拒絶を。…しないですめば、それに越したことはないんですがねぇ orz