がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

深い…

「【次世代開発フォーラム 2006 Winter】「ツールの進化で少人数での“大規模開発”が可能に,必要なのは割り切りと信頼」---まつもとゆきひろ氏」 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061130/255481/
という記事(…いいけど、タイトル長すぎ(笑) )を読んでたのですが。ちょいと目から鱗が。

そして最も必要なのは仲間への信頼だ。「信頼がRubyの真髄」とまつもと氏は言う。Rubyは,クラスの挙動を誰でも変えることができる。また型でエラーを検出できない。それは「迷惑をかけるような変更はしないだろう,正しいオブジェクトを渡してくれるだろうという信頼に基づいている」とまつもと氏は言う。「信頼されれば伸びる。気持ちよく開発できること,それが生産性を向上させる」(まつもと氏)。

ははぁぶっちゃけ「真逆の発想」だなぁ。
個人的には業務用の言語は「縛りに縛って縛るだけ縛る」ほうが楽だと思ってたのだけど。
なるほどこの理念であれば、Rubyのあの実装は非常に得心がいったりはする。
通常業務…はともかくとして。「一緒にやっていける」と思える相手との関係性としてはとてもよいように思う。


ただねぇ…それにおいてなお「さらりまんなジェンガ*1」を「信頼できるか」ってのは、それは巨大な壁としてそそり立ったりはしちゃうのですが。
とはいえ。発想としては非常に面白いし興味深いので、めもめも。

*1:意訳すると「成長する意欲が欠片もないコピペ中心のプログラマ」?