がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

アジャイル開発の光と影と闇

Manifesto for Agile Software Development(アジャイルマニフェスト)っちゅ〜もんがあるです。
基本非常に素晴らしいので…その辺を「色々と」紐解いていきたいかと。


まずはマニフェストを列挙。

  • プロセスやツールより人と人同士の相互作用を重視する。
  • 包括的なドキュメントより動作するソフトウェアを重視する。
  • 契約上の交渉よりも顧客との協調を重視する。
  • 計画に従うことよりも変化に対応することを重視する。


では。紐解いて見ませう。
光:プロセスやツールより人と人同士の相互作用を重視しましょう。コミュニケーションは大切ですし、プロセスやツールは「それを補助する道具」でしかありませんから。
影:道具に振り回されてプロセス重視にして「そのツールを使う」ために設計をねじ曲げてコケたプロジェクトがどれだけかあることか…
闇:プロセスを大切にしましょう。どうせ結果は「失敗」なのです。そのときにやり玉に挙げられるのは「権力者の独断で決めたプロセスにもっとも従わない憎き人間」がもっとも辛辣に攻撃されるのですから。


光:包括的なドキュメントより動作するソフトウェアを重視しましょう。っつかそも、必要なものはどっちですか?
影:そも「作ってみて初めて気付くミス」もあるわけですし。3手4手5手先までは見る事ができても、投了までを読み切るなんて無理でしょ? そんな無理してるから歪むんですよ?
闇:まずドキュメントを作って、それを承認させましょう。どうせ失敗するんです。「ドキュメントを作った」「ドキュメントにOKを出した」人に責任を取って貰うためにも、微に入り細を穿つドキュメントを作らせて、彼らに責任をとってもらいませんと。


光:契約上の交渉よりも顧客との協調を重視しましょう。お互いがリラックスし、お互いを思いやれればこそ、クオリティも上がるってもんですよね?
影:「契約書に書いてないからやらない」「(どんな無茶でも)契約書に書いてあるんだからやれ」っていう発言が、ギスギスした空気を生むんですよ?
闇:とにかくキッチリと契約書を書きましょう。トラブった時の相手の下品なはしたなさを考えれば考えるほど、文面の文言「だけ」があなたの味方なんですから。


光:計画に従うことよりも変化に対応することを重視しましょう。そもビジネスは水物。それに柔軟に耐えてこそ、ってのは生物の進化とかだって一緒ですよね?
影:だから初手にガッチガチに計画するなとあれほど…。でなければせめて「過ちとわかった時点で過ちを正す」程度の勇気は持ちましょうよ orz
闇:変化? 何をご冗談を。そんなものに対応出来るはずがないじゃないですかお金も払わないくせに。五月雨で脊髄反射な修正なんて出来ません。必要なら、予算と仕様をそろえてからまずは打ち合わせ。お話しはそこからです。いずれにしても本来的に「変更は不可」だと思ってください。


えと…我ながら、何が書きたいのやら(苦笑
まぁ。「普段は」光の側の住人ですのでご安心をw


追記
関連URI's
http://d.hatena.ne.jp/gallu/20080121/p2
http://d.hatena.ne.jp/gallu/20090314/p1
http://d.hatena.ne.jp/gallu/20090316/p1
http://d.hatena.ne.jp/gallu/20090317/p1