がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

「アジャイル宣言」に関するおいちゃんの見解

たぶん近いうちにどこかで使うことになりそうなので、先に文面まとめておこうというライフハック


http://agilemanifesto.org/iso/ja/

私たちは、ソフトウェア開発の実践
あるいは実践を手助けをする活動を通じて、
よりよい開発方法を見つけだそうとしている。
この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。


プロセスやツールよりも個人と対話を、
包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、
契約交渉よりも顧客との協調を、
計画に従うことよりも変化への対応を、


価値とする。すなわち、左記のことがらに価値があることを
認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。


個人の対話を重視します。もちろん、道筋をつけるためのプロセスや、対話のためのサポートとしてのツールは大切ですが、それらは「個人との対話」をより頻繁に、円滑に、充実させるためにあるものである、と考えます。
ちなみに「個人の」対話、ね。10人の会議で「Topが下知する」事を、おいちゃんは「個人の対話」とはみなしません。


ドキュメント大切だけど…そもそも「DRYなドキュメント」ってあんまり見ないよねぇ B-p
って部分をさしおいたとしても、やっぱり「動いてるソフトウェア」は一番大切。
ただ、それらを「運用保守引き継ぎ継承」するために、要点を押さえた「必要最低限のドキュメント」は要求します。


「顧客」は、二重の意味で重要。つまり「システムを扱う会社さん」であり、同時に「そのシステムを使うことでお金を落としてくれる顧客」である。
契約交渉は…残念なことに、これもまた大切。
なので、この2つは「等価に」扱われるべきだと思う。ただ、お互いが「半歩づつ譲り合う」ことでよりよいシステムができる可能性は高いので。契約を杓子定規には解釈をせず、相手の態度に品性と理性が存在する限りにおいて「顧客との協調」をより強く考えるべきである。


もしあなたが「完全な予知能力」を持っているなら、その計画にしたがってもよいと思う。
しかし現実的には「将棋の一手目で、最後までを読み切る」のは、おそらく、人間には不可能なので。だとすると、常に「PDCAをぶんまわし」適切な「変化への対応」をすることは必須だと思う。
ただ、同時に「2手〜5手」くらいまでは読んでいるのもまた、将棋の指し手のスキルの一つなので。「口に出したら秒単位で変化に対応せよ」なんてことには、必要性を全く感じない。基本的には「イテレーション単位」程度には、柔軟であると同時に計画的であるべきだろう。