gallu’s blog

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

神様の目でみたら…

元ネタというかきっかけの一つは、ここ。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00226921.html

(アンケートには、教師の対応の中に「紙を食べさせられた、首を絞められた、一度先生は注意したけれども、そのあとに一緒になって笑っていた」と。教師としてありえない対応だと思うが?)
これが事実なら、加害者です。教員もいじめていたことになる。


まぁ、近しい事象は他にも多々。
近しいってのは
・何かが目の前で行われているんだけれども
・助けをさしのべない
あたり。


で…何度か引用しておりますが、今回もパタリロから。57巻です。タイトルは「名探偵の犯罪」。

パタリロ! (第57巻) (花とゆめCOMICS (1435))

パタリロ! (第57巻) (花とゆめCOMICS (1435))


ミス=メープルという、少しお年を召したご婦人がいらっしゃいまして。パタリロはそこに招待されます。年に一度の「名探偵が集まっての親睦会」です。
そこで殺人事件がおきます。まぁぶっちゃけると「ミス=メープル」が、参加者の一人を殺害したわけなのですが(厳密には違いますが、その辺は今回の話とは関係ないのでオミット。興味がある方は是非単行本を読んでみてください)。


殺されたジレット神父は、殺害される前日の夜、こんな話をしてました。
「皆さんは血なまぐさい話題を平気で口にされるが、あたくしのような平凡な聖職者にそんなまねはとてもできません。
 二年ほど前でしたか、こんな事件がありました。
-中略-
 食事も終わり、ワイン ワインですよ をたしなんでいたころ、、そばにいた二人の若者が口論をはじめ
 もみあっていたかと思うと一人が足をすべらし、その場に転倒しました。
 さあ それから救急車がくるわ 警察がくるわで大さわぎ
 その場はコッソリぬけだしましたが、後日聞いた所によると、警察でその晩の目撃者を探しているとのこと。
 もちろんあたくしは名のりでませんでした。
 なぜってあたくしは聖職者ですよ
 そんな犯罪まがいの事件に関わるわけにいかんのです。
 聖職者たる者、常に潔白でなくてはならないのです。」


 ミス=メープルは、こんな話を始めます。
「署長さん、覚えておいででしょう。
 二年前、私の息子が酒場で友人と口論をし、そのあげくに相手を突き倒して打ち所が悪かったために友人を死なせてしまった事件を。」
「たしかに、あの時ご子息は、相手が足をすべらせたのだと言い張ったが。
 陪審員は信用せず有罪の判決をくだしたのです。
 そして…お気の毒だが、ご子息は自分は潔白だという遺書を残して首つり自殺を図り、一命はとりとめたが、その後、警察病院でずっと意識不明の状態が続いているのでしたな。」
「あの折、息子は酒場の奥にもう一人お客がいて、その人が一部始終を見ていたはずだと言いました。」
「そうそう。しかし目撃者は現れなかった。」
ジレット神父こそが、その目撃者だったのです。
 ジレット神父は何もしませんでした。
 でも何もしないことによって犯す罪もあるのです。
 人間の作った法律ではいざしらず神様の目から見れば神父がその手でロープを息子の首にまきつけたのも同じことです。
 あの時、この人さえ名乗り出てくれたらと思ったら、わけがわからなくなり気がついた時には拳銃が手の中に…」


この手の話は、割合とちょくちょく耳にします。
かつ、厳密に考えると「とても難しい」所を多々含んでいます。
ただそれでも。「十分に助けられる可能性があった相手」を見殺しにするってのは、やはり色々と「良心の呵責」とかがあるものなのではないでしょうか?


もちろん「手助けをすることによって自分まで一緒につぶれてしまいそうになる」ような状態で「手助けしろ」とかは全く思いません。
二重遭難してもしょうがないですし。


でも。
まぁ「神父が酒場にいっとったんかい」って突っ込まれるかもしれないにしても「こんな事がありましたよ」くらいは、ジレット神父も告げてよかったんじゃないでしょうか?
とりあえず「ワインは嗜みましたが、ワインはキリストの血であって、酒ではありません」とか一端逃げつつ心の中で「あぁもうちょっと生活態度改めよう」って思い直すよいきっかけにしてみるとか。
いじめのほうは…正直状況が見えないすぎるのでなんともですが、少なくとも「見ているのに見ていないふり」は、その空間の責任者として、あまりにも無責任に過ぎる態度なんじゃないでしょうか?


法律で罰せられることは、多分、ない事象だと思います(法律疎いんで、もしあったらごめんなさい)。
でも「だから無問題」とは、あまりにも言いにくい状況ではないでしょうか?


昔は「おてんとうさま」なんて言い方もありました。
神様の目から見た時に、少なくとも「胸を張って」答えることができるように。「何もしないという罪」に落ちないようにしたいなぁ、と、常々思います。


…いやまぁ「やっても無駄だったからあきらめて見限って見捨てる」ってのは時々あるんですがね B-p