世界の変え方…の、一つ
ん…最近、といってもここン年来。
あちこちで「世界を変える」とか「イノベーション」とか、とても大がかりな話を耳にする。
特段に否定をするわけじゃないんだけど、一方で、違和感はぶっちゃけ「バリバリに」あったりする。
今日はそんなお話し。
「銀のロマンティック…わはは」という漫画が、あって。
そこで娘から、芸術とか美的とかとはなんぞや?という質問に対して、父親はこう答えている。
なかなか難しい問題だからな〜
じつはまだよくわからないんだ
ただねー最近こう思うんだよ
賢しげな芸術論とか美学とかを振りかざす前に
もっと自然な目でものを見たらば
意外な感動を発見するかもしれないってね
そーゆーことって時々あるだろう?
人や動物たちが生きてくところの
なんでもない場所とかでさ…
生きとしいけるのもののまわりに 生きてく心のまわりに
とーちゃんはそう思うよ…
ドワーフ分たっぷりな映画「ホビット」では、偉大なる魔術師がこんな発言をしている。
普通の人々の善良さや素朴な善行は、偉大な英雄的行為と同じくらい強力で力のあるものなのだ
「スゴイ英雄的な行動をとって小難しく賢しい理屈をこねくり回して」世界が変わる瞬間もあるんだとは思う。
でも、おいちゃんはもうちょっと「普通でまっつぐで素直な行動で、当たり前をあたりまえに、一歩づつ進めていく」ことにも、同じくらい「世界を変える力がある」んじゃないか? って思うんだな。
「当たり前の事をやらない言い訳として凄いことをやろうとする」んじゃなくて。「当たり前の事の積み重ねの延長線」っていう到達点もあるんじゃないかなぁ、って思うんだけど、どうなんだろうね?