がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

魔法少女プリティ☆ベルの好きな台詞抜き出し

最近「魔法少女プリティ☆ベル」なる漫画を愛弟子に聞いて、読んでいるのですが…色々な角度から面白い!
いや基本的な突っ込みとして「こんな要素の混ぜ方、いったいターゲット層どこで誰トク?」とか思うわけなのですがおいちゃんのツボにはドはまりしているのでその辺は気にせずw


で…面白い発言が大変に多いので、ちょいと気合いで抜き出してきました。
ぶっちゃけすげぇ量なんで、少々お気を付けて。


魔法少女プリティ☆ベル(2) (ブレイドコミックス)

魔法少女プリティ☆ベル(2) (ブレイドコミックス)

大声で被害者面するやつは絶対信じるな

まぁそも「信じる」って行為が危ないのですが…という話は後ほど出てきますが。
「声が大きい」ということは、多くの場合において「色々破綻しているのを押し切りたい」という可能性が一つに想起されるので & 自分を「被害者」扱いする時点で、割と危ないので。
これが「さめざめと自責の念を込めたり自虐したりするような感じで」ならともかく「大声でアピールしてくる」場合、前後の状況にもよりますが、警戒度合いはがっつりと高めましょう。

誠意の無い奴と会話は成り立たない

平気で嘘付きまくるので、「これは嘘か本当か? エビデンスは?」とかやってると、きりが無いですしねぇ。
事実と現実とこちらの要求、を前提に「言い切る」ほうがいいっていうか会話するのは時間の無駄です。

全ての国家はヤクザです。国家の全てを背負った王は民のためどんな汚いことも平気で行いますし近ければ近いほど利害は衝突し敵になる。だからこそ隣国こそが敵です。私を絶対信じるな

Diplomacy、っていうゲームをやると「よくわかる」台詞ですね特に後半w
「隣国だから仲良く」ってのは、だから、そもそもオカシイ台詞であって以下略。

平和というのはね…戦わなければ自動的に手に入るような「安物」ではないんだ。大昔から連綿と続く数え切れないほどの人々の数え切れないほどの努力と命…想像すら及ばない莫大過ぎる血と汗と骨を積み上げてて積み上げて…ようやく得られた殺し合わずとも生きていけるだけの富と軍事力…その上にはじめて成り立つ「尊すぎる財産」それが「平和」だ。誰もが欲しくてたまらない「この上ない贅沢」…それが「平和」なんだ。だから皆「平和のために殺しあう」んだよ。

この後にも一杯出てきますが。「平和」って「ステキだけれども大変な概念だなぁ」と、改めて、思うのです。


魔法少女プリティ☆ベル(3) (ブレイドコミックス)

魔法少女プリティ☆ベル(3) (ブレイドコミックス)

「戦争はイヤだ平和は大事だ」…その通りですとも。ただ、そこは「ゴール」じゃなくて「スタート」なんですなぁ…そのためにどうすべきか学び考えるためのね

ですなぁ。この辺の「スタートラインに立った所を"ゴールと勘違いする"」ってのは、時々見る、痛ましい事故ですな B-p


魔法少女プリティ☆ベル(4) (ブレイドコミックス)

魔法少女プリティ☆ベル(4) (ブレイドコミックス)

あいつはもう「結論を決めちゃってる」からねぇ…そういう人間は周りが何をどうあがいたって変わらないよ。ましてや話を聞く限りあいつは自分のしたことを全部分かった上でやってる。説得や懐柔の余地はないな。

これは…痛ましいなぁ、って思う。
「自分のしたことを全部分かった上で」「そう結論を決めざるを得ない」ほどの心痛があった上に立脚している、っていう背景を考えるとなおのこと。
別の漫画で*1「頭が良い人は、冷静に、論理立てて狂うから修正が難しい」的な話があって、その辺がこれに似ていると思う。


魔法少女プリティ☆ベル 5 (BLADE COMICS)

魔法少女プリティ☆ベル 5 (BLADE COMICS)

海魔には「嘘とごまかしで楽に上手くズルく生きるのが賢い」って考える文化的基盤があるのさ。
そういう「嘘吐き」は個別の戦いにおいては「正直者」に勝つ。
だが「集団」としては「正直者」が駆逐され「嘘吐きの集団」になり協力が出来ず内部で奪い合い奪うための富すら尽きていき…大局においては協力し積み上げる「正直者の集団」に敗北してこうなる。
民の教育が国の本質だということがよく分かるね

近距離で最適化するか、中長距離で最適化するか。
…でも最近って割と「近距離的に嘘をついて旨みを得つつ中長期的には正直になってそっちでの旨みも得る!」とかいう「二兎を追う者は一兎をも得ず」を地で行くような人が増えている気がするのは気のせいかしらん?

真に革命すべきは国家システムではなくて人
本当の革命とは破壊ではなく創造…創造の結果、自然と変わるべきもの…
まだ何も変わっちゃいないんだよワーム
搾取する者とされる者が破壊によってひっくり返っただけ…
国家の本質たる民が変わらない限り国家は変わらない
これから始まるのは無能な王よりなお無能な民衆による数の暴力の恐怖政治さ

この辺って、まんま「会社経営」とかでも言えてしまう恐怖 orz
「上司が悪い」「経営層が悪い」は、もちろん状況もあるんだけど、必ずしも「その一言だけでいい」ってもんでもない、かもしれないんだ。

科目は-中略-そして最初に学ぶ最重要科目である…「議論」です。
「議論?」
はい、南軍は民主主義国家です。
多種多様な人々が議論し知恵と知識を出し合い共有し最善を見つけ出しそれを実行する…それが理想ですが。
現実はむしろ逆。多種多様な人々が足を引っ張り合い何も決まらず優れた意見は埋もれ数の暴力によってその場の気分しだいで流れるだけの衆愚政治となります。
そこで!!!
「議論」の授業を最初に行うのです
議論とは喧嘩ではありません。勝敗もありません。知恵を出し合い最善を探りだす協力作業なのです。
「議論は協力作業である」
「議論は最善の模索である」
「持論の過ちをだたすのは素晴らしいことである。それができないのは恥である」
我々はこの3つを9年間徹底的にたたきこみます!!

………出来る人、少ないよねぇ(苦笑
なんで「御山の大将」やりたいんだろう?
あと、これが出来る、かつ信頼した相手との議論は、経験上「傍から見ると、感情的に喧嘩をしている」ように見られる事が多かったです(苦笑
「信頼しているから、特に言葉にオブラートをかけず」「思考にエネルギーを裂いてるから、柔らかい口調とかが出てこない」ので。どうも、周囲的には「ガチ喧嘩してるやべぇ」って見られるようで、何度も、異なるペアの「議論」で「仲裁」が入りました(苦笑
当人達は、終わるととても満足げに「とりあえず一段落、思考の落としどころが見えたねぇ」と喜んでるんですがねぇ(苦笑

…つまり「利益と損害を天秤にかけ、損害の方が多いと『相手に思ってもらう』こと」これが「抑止」です。
例え戦って勝てる相手であっても戦って損害の方が多いのであればいかな強国とて攻めては来ません。
そして最も確実に相手の「損害」を増やす手段、それが軍隊なのです。

大まか事実…なんだけど。損害予想が「出来ない程度に馬鹿」だと、ある程度の「実損害」を見せないとそこから先に進まないケースがあります orz
クトゥルフでいうところの「アイデアロール」に失敗し続けた連中と一緒でございます orz

南軍は日本国と同じ、代表を選出し任せる間接民主制ですが。
政策の善し悪しを判断する知識がなければ「代表を選ぶこと」さえできません。
私が見てきた限りでは誤解が多いようですが…民主主義とは最も「民に厳しい」政治形態です。
国民一人一人に国を統べる王としての知識と知恵と判断と覚悟が求められる。民の全てがそうでなくてどうして正しく代表を選べましょう
ゆえに我々はその覚悟で教育を行い、その覚悟を持って卒業してもらうのです!!!
それが教師の!!教育の役目なのです!!!

会社経営でも多分一緒で。
「そうだなぁ」とか思いつつも「とりあえず現状、全くそういう状況になってないよなぁ」とかも思う訳です orz

A)平和主義のお考えでは常人は戦争好きなのかね?
B)ええ 人間はみんな戦争が大好きですよ。人も魔族も天使も平和主義者でさえも。
A)意見が違えば相容れぬものな
B)ええ 大事な人は守りたいですし
A)気に食わんモノはどうあれ気に食わんよな
B)死ぬより生きていたいですしね
A)嫌いな奴が不幸になればざまあみろと思うしな
B)悪党がのされればスッキリします
 戦争とは必然の力学によって発生しその原因は普通の人の普通の想い。その証拠に、口で拳で剣で銃で地上に「戦争」の絶えた試しはない
A)ならば最早それを愚かと言うことさえ間違い…命とは最初からそういうものだ
B)その通りです
 なればこそ、平和という「奇跡」は美しい。そうでしょう?

「平和」に対する一見解。おいちゃん的にはとても「是」な感じかなぁ。


魔法少女プリティ☆ベル 7 (BLADE COMICS)

魔法少女プリティ☆ベル 7 (BLADE COMICS)

A)
私たちは!!
軍隊も戦争もない平等な…理想の社会を作るために活動しているんです!!
現実に酔ってあきらめたあなたたちに、したり顔で物言われたくありません!!!
B)
ああ、根本から間違えているのか。
お前の「理想」は「非理想郷(ディストピア)」だよ。
「理想郷(ユートピア)」は「非理想郷(ディストピア)」なんだよ。
お前の理想は「実現できる」。だがそれは理想とはかけ離れたより悪い現実だ。
そして実現して悪くなるものを理想とは呼ばない。
お前が理想と呼ぶそれは「妄想」だ。
まず軍隊が無いのに戦争が無いということはそこに自由意思が無いことを示す。
自由意思があるから人は争うんだ。それを抑えうるのが武力「我が意を通すための物理的実力」だ。
その武力が無いのに争いが起きないなら、それは別の何かで完全に管理され自由意思など持てない社会だからだ。
そして世の中に公平はあっても平等は存在し得ない。なぜなら「平等」自体が人工の「不平等」だからだ。
弱いもの怠けたものが淘汰されるのが公平な自然の不平等なら、平等とは弱いほど、怠けるほど、得をする公平ささえない人工の不平等だ。
そしてそんな自由意思を許さない世界では強力な管理者が必要だ。その管理者に属する者が絶対の権力を振るう。
……もうわかるだろう?
お前の妄想の行き着く先は、ただの悪質な独裁国家だ。
-中略-
A)
違う!! あなたの論は人を機械としてしか見ていない!!
愛が抜けてる!!
愛があれば…少しだけ人が人を思いやれば…そんなことにはならない!!
B)
無理だよ。
だって…お前はジロウの話さえ聞かなかったじゃないか。
夢想的か現実的かの違いだけで同じ平和主義者に唾を吐くお前が、どの口で愛なんぞとほざく。

まぁそもそも「私"たち"」って時点で、色々と駄目感満載なのですが。
後、大抵の文脈で「愛があれば」とかって単語は「無思考です馬鹿です」って言ってるようなものざます。行動が大抵の場合、伴わないしねぇ B-p

通常「○○主義者」とは宗教家と同様である。
彼らが誇示するなんらかの「結論」は宗教で言うところの「神」であり。
論破されようと前提が変わろうと結論だけは決して変わらない。

身もふたもない。
んで「前提が変わっても結論が変わらない」って話は、以降もちょくちょく出てきます。
「結果依存症」って単語もあって、ちょっと「言い得て妙」とは思いましたな。

お前の根本的な間違いは民主化に幻想を持ったことだよぉ…
民主化ってことは国民全員いきなり総理大臣になるってことだぜ? ワーム
国民全員に「王」の知識と覚悟が無いとうまく回らないのが民主国家だよ。
進むべき道は覇道ではなく求道…南軍みたいな地道で厳しい教育の積み重ねさ。
ま……そこで楽な方に飛びついちゃう奴らだから、簡単にボクのために逝ってくれるんだけど(ハート)

…そうだねぇこの「楽な方に飛びついちゃう」っていうのは、最近特に「飛びつけるルートが増えた」だけに、とても顕在化している、危ない兆候のような気がする。


魔法少女プリティ☆ベル 8 (BLADE COMICS)

魔法少女プリティ☆ベル 8 (BLADE COMICS)

人を欺して破滅へ向かわせるなんて難しくないのか? と想われるかもしれないがそんな事はない。
欺しに限らず人を「動かす」にはその「欲求」を刺激するのが基本だ。
マイヤーなら利益、ワームや綾香ちゃんなら正義や理想をエサにすれば釣れる。
誰かを助けたいといった良心から出る欲もまた紛れもなく「欲」の一つ。結果を見誤れば他のあらゆる欲と同様に人を狂わせ破滅させる。
<ナレーション>
金銭欲も権力欲も良心から出た欲も、等しく欲という行動のための「原動力」であり、行動によってもたらされる結果は想いや感情に関係なく、水が低きに流れるが如く物理的にもたらされる。
ここで欺されないために間違えないために必要なのは「"結果"を正確に想定し判断する知識と知恵」だ。
逆を言えば。
「結果」を正確に見据える事が出来ない者は、いかなる聖人も悪党もたやすく欺され、また道を誤るという事。
特にワームのような「愚かな善人」は美しい目標を指し示し背中を押してやるだけで「良心に従って」(結果は考えず)破壊に突っ込んでくれる。
</ナレーション>
さらに良心で動くが故に己の主張を最善であると結果の検討なく確信。
それはたちまち「主義」…「結論依存症」となり、改善を不可能にする。
「地獄への道は良心で舗装されている」ってのはこういうわけさ。
救われないね。
まーそういうわけで、そんな馬鹿や子供を惑わすのはなんら苦労ではない。
嘘をつく必要さえない。
重要な情報を一部隠すだけでよい。

「嘘をつく」ってのは色々と下策なんだけど。
上述は、とても「上策」な、欺し方だねぇ。同じ話を佐藤優さんがしていたのがある意味とても印象的。

ただ……それでも僕が細心の注意と労力を払って警戒しなければならない相手はいる。
綾香ちゃんという「素直な子供」だ。
子供故にいくらでも「騙せる」が、真相を知れば素直さ故にたやすく「改善」し「成長」する。
<ナレーション>
マイヤーのような短絡的な馬鹿は餌で釣れる。ワームのような知能の高い馬鹿は理想と正義で釣れる。
釣った後は放っておいても馬鹿だから勝手にひた走る。
だが幼いだけの綾香ちゃんはちょっとしたきっかけで豹変するだろう。
</ナレーション>
万一、高田厚志などに綾香ちゃんの現状が知られ「話し合い」などされてしまったら、全てはおしまいだ。
マイヤーのようにプライドだけ高い馬鹿なら無用に反発して「主義」に陥ってくれるだろうが、綾香ちゃんはその素直さ故、そんな愚行には走らない。

で、これが「欺されないための」手っ取り早い方法の一つ。
つまり「真相を知れば素直さ故にたやすく「改善」し「成長」する」事。人と話をし、検証し、考え、自分を白紙に戻し、心の湯飲みを空っぽにして、自分と他人の意見を「同系列」に並べて、冷静に俯瞰出来ること。
勿論これは「ちゃんと言葉をかけてくれる他人がいること」っていう偶然のファクターに依存しているものではあるんだけど、とはいえ人間「一人でなんでも」って訳にもいかないしねぇ。
なので、更なる布石としては「突っ込んでくれる」相手と空間と空気を、出来るだけしっかりと構築していくこと。
大事だなぁ、と思う。

基本的に。
不当に殴られたら、殴り返さねばならない。
物理的制裁であれ社会的制裁であれ経済的制裁であれ精神的制裁であれとにかく何らかの形で「相応」の対価を払わせねばならない。
これは「権利」ではなくて「義務」である。
人と言う社会性を持つ生物として「社会そのもののため」にやらねばならない。
「感情」ではなく「理性」で行わねばならない。
許してはならない。
不当を許すとは寛容ではなく悪徳である。
不当を許すとはすなわちそのまま……「不当をはびこらせ、更なる害を膨大な期間にわたって呼び続ける」事を意味する。
例外的に不当を許してよいのは、社会に不当をはびこらせた結果の害より許さなかった方が外になる場合だけであり…
今回のルルイエによる南軍首都占領事件はその例外に当てはまらなかった。

あぁ…これは本当に思う。某W社との裁判の意味って、大体、ここだったから。
ポイントは「不当を許すとはすなわちそのまま……「不当をはびこらせ、更なる害を膨大な期間にわたって呼び続ける」事を意味する」。泣き寝入りをすると、相手は「あぁ泣き寝入ってくれるんだ」っていう学習をして、次の犠牲者を探し出すから。
勿論「自分が成り立たなくなるほどの労力を支払う」必要はないんだけど、「自分が耐えて黙っていれば全てが丸く収まる」とか、嘘だから。
まぁとりあえず「社名とか個人名とか相手がやってきた…或いはやらかしてきたこと」の開示から、じゃないかなぁ、と思う。情報はやっぱり大切だから。


魔法少女プリティ☆ベル 9 (BLADE COMICS)

魔法少女プリティ☆ベル 9 (BLADE COMICS)

A)
君は夢追い人だ。
きらきらした国とか……そんな…具体性すらない幻想しか見ていない。
B)
いけないのか
夢を追ってはいけないのか
理想を追ってはいけないのか
夢を…っ
夢を見ることを嗤うなっっ!!!
A)
ぶっ…
くく…っ
んふふふっ(ハート)
ワーム。
車を運転する時見るのは道とメーターと状況だ。
どんな目的地であっても「見る」のは「それ」だ。
夢を見ていたら居眠り運転じゃないか(ハート)
国家を居眠り運転した挙句に寝言とは……これだけ派手に事故っても目が覚めないのか君は

この手の「夢を見るのは尊い!」って個体、いるねぇ(苦笑
夢を見るのは良いけど、でも同じくらい、現実も見なきゃ(苦笑

B)
…あなたは……優しい人だと思ってた…
私の気持ちを分かって…分かってくれたと思ったのに…
A)
ははは
それは酷い誤解だ。
だって君の気持ちなんか結果に関係ないだろ
「気持ちを分かってあげる」ような事を言うのは何も出来ない善人と悪魔だけだよ。
本当に優しい人は冷たい倫理と数字で「結果」を語る。人のために一番必要なものは結局「それ」だからだ。
ボクは君を肯定し共感し理解するフリをたくさんしてあげたが、一度も、君に「それら」をあげなかったろう? ワーム。
ワーム、ワーム。
このフワフワした夢遊病者め。

とある魔術の禁書目録」の、比較的若い巻だったと思うんだけど*2。「私は、優しくなくて甘いから」っていうあたりの台詞も、この辺に連なると思う。
まぁ「冷たい倫理と数字を、結果で語る」と「貴方は酷い人だ、冷たい人だ、正論なんて誰にでも言える、今必要なのはそれじゃない」とかって言われる事も多いので、そうすると面倒だからおいちゃんは会話を辞めちゃうんだけどね B-p
そういう人は「事故る直前まで、幸せな夢見心地で居眠り運転をしている」と良いんだろうなぁ、って思う。

そうだ。間違ったトップは…たとえ人を殴った事すらなくとも「虐殺者」に他ならない。
誤った判断を下すだけで何千何万という人々を死に追いやる立場…政(まつりごと)に関わるとはそういう事だ。

会社も含めて…でも、それ考えると、結構な政治家や経営者が以下略。
ちなみにおいちゃんはこの辺があるんで「社員を雇わないっていうか雇えない」です。

普通に生々しい魔法少女の後日談
漫画は結ばれたらハッピーエンドだが、実際はその後の方が長いしな……

………まぁ、ねぇ(苦笑

A)ま、まぁ、正論かもですけど? 正しければいいのかっていうその…そういう問題もね? あーもにょるわー
B)正論を聞いてモニョるのはお前が間違ってるからだ

「自分の中でもにょるこの感情の理由は?」っていうのを冷静に内省すると面白いんだろうなぁ、とは思う。


善人は良心に従って人くらい殺してしまう

「正しい」っていうのにしがみつくとろくな事がないからねぇ(苦笑

何かを悪役にして壊してもな
大体より悪くしかならんのだ

これも大体の場合においてそう。
「状況の改善」は重要だし大切なんだけど、だからこそ「どのように壊すのか」ってのは、もうちょっと丁寧に議論されてもいいような気がする。

前提がすり替わるって事は論破された証拠なんだよしかも論破された論を正しいと言い張る嘘吐きって証拠なんだよ間違ってるのを正しく見えるように偽装するのが目的の馬鹿の相手なんざもうウンザリなんだよすっこんでろ経済カルト野郎っ!!

他人と自分に嘘をつく、付き方の一つ B-p
「自分の信じている主義が正しいって信じたい」んだろうなぁ B-p


A)
ああ…そうか、ようやく分かった
「なぜお前のようなタイプが主義思想に惑わされる」のか。
答えろ中島。
我が東軍の「目的」は何だ
「正しい」とは何だ
「間違っている」とはどういう事だ
「信じる」とは何だ
どういう状態や行為を指すんだ
B)
な…
て…哲学ですか…?
A)
「それ」だよ。「それ」が迷妄の原因だ。
「物事の大前提からして明確で無い」。
「正しい」とは何か分からないから「何が正しいか」も分からず「目的」すら分からないからどこに向かえばいいかさえぼやけてる
B)
ちょっ…
そんな嫌がらせみたいな質問は…
A)
「国家目的」は民の生存と発展。
より「具合がいい」社会を構築する事。
国家とは原始時代の「群れ」の延長だ。
それ以前から「群れ」の「目的」は変わっていない。
「正しい」とは目的に対し前提から結果まで破綻が無い事。
「間違っている」とはそれがどこかで破綻している事。
火を消すのが「目的」なら水をかけるのが正しく、ガソリンをかけるのは「間違い」。
放火が「目的」ならその逆だ。
「信じる」とは「分からない物」をこうであると勝手に決めつける事。
人の本心は「分からない」が「一定以上良心的である」と信じなければ社会が成り立たない。
故に「信じる」という行為は社会そのもののために重要であり信用と信頼はそれ故に重い。
逆に「信じて欺された」では済まない公の事に関しては何事をも「信じて」はいけない。
最大限把握し理解しその上で「判断」せねばならない。

「正しいと間違っている」と「信じる」についての一考察。
基本行動についてだが、行動をするための「目的」を作る「目的」っていう風にフラクタルにしていくと、大体、繋がる。
信じるについては、BLEACH藍染惣右介の台詞「憧れは、理解から最も遠い感情だよ」もまた、とても似通った話なのかもしれない。
…なんでだろうねぇ「腹ぁくくって判断する」のを、何故にそこまで忌避するんだろ? って状況は、まぁ、比較的ちょくちょく(苦笑

「信じる」とはそのように大事でそのように避けるべき行為…
よかったなぁ中島…
そういう事、言ってもらえない子もいるんだぜ(ハート)

です。

なぁ…まるで
何かが間違っていると本当は気づいてるのに
全肯定されてしまって不安になっているような顔だ。
間違いが間違いのまま認められてしまい、改められないまま事態だけが進む恐怖………を感じているような顔だ

「素直」になればいいだけなんだけど。
そこで「心の湯飲みを空に出来ない」と、色々と、大変だよねぇ B-p

A)私の…私達の何が間違っていると…
B)言わねぇよ。言ってもお前は聞かねぇよ。
 実のところイタカ様は馬鹿の扱いが下手なんだ。厳しさが足りない。病識なき病人に乞われたら全部くれてやってしまう。
 カルトに嵌まった勘違い野郎が改めるにはな、そいつが自分で気づいて自分で改めるしかないんだ。
 どんな正論も証拠も豚に真珠。一番効く劇薬は「反面教師による全肯定」だ。
 あんた…「仲間達」を見て「なんか変だ」と思ったろ? そこが第一歩なんだが…
 まぁ俺はアンタに何も期待してねぇ。
 アンタは何も変わらず違和感の正体も分からず迷走したまま…ずっと「考えてるフリ」でもしてろ。

ここで、質問が「私たちの何が間違っているのかを教えて下さい(語尾が下がる)」って感じだと「真摯に教えを乞うてる」状況でもしかしたら何かが変わるかも、なのですが。
たいていの場合「私たちの何が間違っているのかを教えて下さい(語尾が上がる)」って感じだと「そんな事はあるはずが無いもし何か間違いがあるっていうなら言えるもんなら言ってみろ間違ってないんだから何も言えないはずだ!」って状況で、大体「重要な何かを聞ける」チャンスをロスるのが基本ってもんです B-p


A)
「難しい問題」
「主張が間違ってる」ってだけの簡単な話を誤魔化したい詐欺師がよく使う言葉ね。
あなた達の論理は「前提」がすでに一度すりかわっている。つまり…
B)
「すでに破綻した論理にしがみついてる奴ら」って事だよ。
魔族を絶滅させたいだけのいくら話しても無駄な嘘吐きって事だよ。
だから何の正当性もないって事だよ。

口先な連中の逃げ方一例と、それを首根っこから押さえつける一例。

戦争する覚悟と実力なしに
和平交渉なんて出来ないよ。
命がけで殺し合ってる連中止めるんだから。

でも時々「殴るってことは殴られるのを覚悟してるって事だよな」の覚悟がないまま殴ってくる輩がいるから困る orz

交渉ってのは「口のうまさ」じゃなく「実力」だ。
軍事力、経済力、場合によっては大義
そういう実体が足りなければ交渉なんて勝てない。
もちろん言葉や態度で惑わされてくれる相手なら口先三寸で結果を足せるけどな。

これも「口のうまさが全てだ」って勘違いしている輩がそこそこいてね orz
広告とかもこの辺の類いと、そういう意味では同系列なんだけど…理解していないと、お下品な物が増えるざます orz


もとよりカナデはいくら強大且つ有能であろうと「一補給兵」に過ぎない。
必要なタイミングでしっかりガギエルを援護した事から、その分野において有能である事に疑問の余地は無いが…
『まず情報を収集し、状況を把握し、「一つの戦争」を最初から最後まで俯瞰し想定』
『目的を明確にし、戦略を構築し作戦を立て必要な準備を行い』
『その上で不測の事態にも対処すべくあらかじめ手を打っておく』
『そしてそれは敵も同様でありその「準備」と「想定の深度」、それを行うための「情報」で勝敗が決する』…
…といった発想と視点自体が彼女には無い。
「軍のパーツとして」必要最低限の知識しかない。
あとは膨大な宗教知識だけ。
だから何故うまく行かないのかさえ分からない。
分からないからやるべき事を全てすっ飛ばして祈る。
一勢力の指揮官として「戦争をデザインする能力」において、カナデは素人以下だった。
しかし
「主義者」の歪んだ執念だけは揺らぐ事は無い。

「全体を俯瞰する必要性」ってのもそうなんだけど「全体をデザインする能力が欠けている → 祈るとか煽るとか → いずれにしても、歪んだ執念だけは揺らがない」ってのは、会社運営とかプロジェクト運営なんかでもよく見かける「困った状況」ですねぇ orz
とりあえず「人を増やして勤務時間を長くして締め上げればcreate出来る」とか思っている全ての馬鹿が、過去と現在と未来永劫にわたって滅びますように orz

人間の判断における本来の基準は「現実」。
観念だの思想だの主義だの宗教だの…現実から乖離したものに対して、誠実であればあるほど現実から外れていく…
そして外れるほど理解されず、結果を出せず孤立する。
結果ずっと「理解者」に飢えていたわけか、道理でちょろいわけだ。
しかしそれで満たされて「信仰を現実で歪め始めた」という事は…
カナデちゃん…君はただ…「依存先」と「理解者」が欲しかっただけの惰弱な女って事だね。

一度「乖離」し出すと大変だしねぇ。
かといって一方で「大衆に迎合する」だけでも意味はないし。
必要なのは「現実を冷静に見つめて見据えて、適宜フィードバックかけて随時修正していく」事なんだけど。…そんなに「自らに対して修正パッチを当てる」のは、厭うべき事象なのかしらん?


…どんだけ長いよ、って気もしますがw
よかったら漫画も読んでみてください。…うん「おいちゃんは」面白いと思う(笑

*1:…どの漫画か忘れた…エクセル・サーガだったような気もするが…「車の中での会話」だったような気がする、っていう細かいディテールだけ覚えてる(苦笑 : 違う思い出した青エク(青空にとおく酒浸り)だ!w

*2:多分、5巻っぽい