がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

安全と安心

一言で片づけると

安全は論理(客観的事実)、安心は感情(主観的感情)

で終わるのですが。
まぁここで終わるとBlogとしての意味がないので、少しかみ砕きつつ色々と考察(駄文)を重ねていきましょう。


ぶっちゃけ、エンジニア的にまず確実に確保したいのは安全です。
そこが確保出来ていないとお話しにならない。


ただ、じゃぁ「安全だから大丈夫なのか?」と言われると、特に「一般の方々相手」には、難しい所が多々あって。
端的には「安全。でも、安心できない…」という状況があり得て、実際に感情論ベースで「安心できないからコレは駄目である!!」なんてのはまぁあって、かつ、コレに関して「このように、論理的に"安全"であることが実証されているから大丈夫です!!」ってどんだけ論証をしても、無駄な時は無駄だったりするものでございます。


でまぁじゃぁどうするか、ってお話なのですが。
端的に一つは「エンジニアが"安心"を適切に表現/演出する」なんですが、「安全」側の、技術スキル系の諸々にたっぷりとCP*1割り振ってると、それに加えて「演出方面にまでCP振れってかい?」ってあたりになるので、些か厳しいのもまた事実でして*2
とりあえず「安心に対して"極端に害しない"程度に配慮できるスキル」は欲しいのですが、とはいえ「ある程度万人に通じる配慮」は難しいので…かくして「その筋の専門家の登場」となります。端的には、営業さんとかマケ屋さんとか、その辺。


営業さんとかマケ屋さんとかその系譜の方々は「安心をアピールする」のがうまい(可能性が高い)ので、「まともに"安全"を提供できる」エンジニアとタッグを組むと、良い感じで回ります。
ここで「ただのイメージ戦略じゃん」とかいうと色々とぼろ負けするので、その辺は慎みましょう > エンジニア各位


ただ…これが良くない方向に逆転するケースがあって。
んと…端的に「安全を担保する」のは、結構なベースコストがかかるんですね。かつ「直接的には、さほど売上等に影響がない(ようにみえる)」って身もふたもない内情があります。
一方で、安心は、手練手管のうまい方々がやると割と単純に得る事が出来て*3、かつ、コストも比較的リーズナブルで、しかも売上に割と影響が出やすい。
ここから間違えると「(主観的感情としての)安心さえ提供できれば、(客観的事実としての)安全は不要」なんていうふうに転んでいくと…色々とダークサイドに堕ちやすいものでございます。


これが「屋台のテキヤさん」だったりすると「騙されるのも風情」で終わったりするんですがねぇ。
風情で終わらんようなものも少なからずあり、おいちゃん守備範囲のいわゆる「いっと業界」も割と「シャレにならん」のが多かったりするので、色々と。


まぁこの辺は多分あちこちでにぎにぎとされている会話だと思うので、改めて定期的には考えていきたいものでございます。

医療現場の場合

いやまぁこれが書きたかったのですがね(笑
専門家でもなんでもないので、さわり程度。


あくまでも「入院しているおいちゃんが見ている範囲」程度なのですが。
医療現場…特に入院の場においては「安全を医師が、安心を看護師が」担当しているように見えるわけです。
具体的には…医師は当然ながら「(特に自分の専門とその付近については)しっかりした医療知識があり、かつ新しい知識を定期的にいれて更新している(はず)」存在で。
一方の看護師は、もちろん基本的な医療知識がある前提ではあるんだけれども「患者の心の不安とかによりそう」事に、より重きを置いている感じなんですね。


端的には「病室のベッドでの雑談」。
医師との会話は、会話自体はあるにしても、雑談は(一瞬はあっても)基本的にあんまりありません。
一方で看護師は、割と患者の雑談に付き合う確率が高いように見受けられます。


このあたり、雑談なんてのは割と典型的に「安全には関与せず(雑談したって病気は治らない)、安心には関与する(しゃべる事でストレスが発散されて、精神状態が落ち着く可能性が予見される)」ので。


翻ってIT業界を見ていると…医療現場的には「医師はいるんだけど看護師がいない(事がおおい)」ような感じなので。
ちょっとあのタッグは、きれいに回る前提ではあるのですが「いいなぁ」とか思ったりしたわけです。


…いや「本来は看護師の役割を営業さんが」とか思わなくもなく、かつそうすると「基本的な知識くらいは以下略」とか思わんでもないのですが以下略。
おいといて。


まぁ最低限、技術者としては「安全が常識一定レベルで提供できるスキルと知識」は必須なのですが。
そこに加えて「いかに安心を提供するか?」の手段を、場合によっては複数、準備しておくとよいかなぁ、とか思ってみたりみたり。


技術は当然に大事で、かつ技術っておそらく「一生かけて学習し続けるもん」だとは思うのですが。
時々「脇にある、それ以外のスキル」も上げておくと、苦労がちょっと減る、かも、しれません。

*1:http://d.hatena.ne.jp/gallu/20120122/p1

*2:個人的には「0.25〜1CP程度は演出方面にも割いておく」といいかなぁとか思ったはするのですが。ちなみに「1CPは200時間程度の学習」ってのがGURPSのゲーム的な目安です

*3:前提になる技術習得コストは除く…んだけど、人によっては「生来可能」な御仁も一定数いましてねぇ…