がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

達成値で見るのか振ったダイスの種類&個数で見るのか

割とちょいちょい、あちこちで思う事があったので、備忘録兼ねて。


特に営業系の方とかに多かったりするのですが、まぁ普通の人はそうなのかもしれない。
人は大体、その人が「何をやったか」で、その人が「何ができるか」を判断したりします。
「あのサイトを作ったから」「営業で、初めてなのにこれだけ売ったから / 売上金額がこれこれだったから」等々。


先に書いておくと「実績が無い」のは論外なので、考察から除去。
「実績は無いけど僕は出来るんです!」は、それが「ちゃんと状況が見えているから」なのか「本人の妄想によるもので、根本的に自分のスキルレベルとかターゲット案件の難易度とかを分析する事すらできない」のかがわかんないから。



いやまぁ別に実績を全面否定をする訳ではないのですが「その成功は、順当? 偶然?」ってのは、少々、今後を考えると気になるところかなぁ、というのが、今回のお題。
だって。
少なくともおいちゃんが「過去の成果」を聞く理由は、別に「気持ちの良い話を聞きたいから」とか「自慢げなどや顔を眺めたいから」ではなくて「今後、ご一緒にビジネスをしていく上で、何をどれくらいやってくれる可能性があるか」を計りたいだけだから。


TRPGの場合…まぁ2パターンほどありまして。


例えば上方ロール系の、例えば深淵なんかですと。
基本は2d6なんで2〜12にプラスしてスキルとか5もありゃたいしたもんなんで、そこに縁故だなんだ少々絡んでも、15の達成値を出すのはとっても大変。
でも「6ゾロで振り足し」のルールがあるので、頑張れば達成値50も夢じゃない! 理屈だけなら75だって!


例えばWoDの場合。
ふれるダイスの数はダイスプール(大抵は能力の値+技能の値)で、10が限界だけど。
専門に関わる内容で、10を出し続けて振り足し続ければ、成功度50だって夢じゃない。頑張ってダイスを振ってみよう!


さて。
彼らが自慢する「過去の栄光」って。
ふれるダイスの数とか種類を前提に「順当な結果」だったんだろうか? それとも「物凄い奇跡的な確率で偶然出した達成値」だったんだろうか?
ってのを、色々と考えてしまう訳なんですね。


「勝ちに不思議の勝ちあり」なんて言いますがね。
勿論、1度とはいえ「その達成値を出した」事自体を、否定はしませんが。
ただ、それが「コンスタントに出せる値なのかどうか」ってのを、もうちょっと、冷静に見た方がいいような気がするケースが色々と。


自分の事でも、他人のことでも。


「前回出来たから次も出来る!」とか過信されてみても、それを他の人が「信じ切れるか」ってのは、また別問題だったりするわけですよ。
そこで印籠よろしく「過去に一度出来た!」とか言われても、果たしてその達成値はどれくらいレアな確率でだしたものやら、とかいう疑問と疑念が頭をよぎりまくり。


「過去の栄光なんて角砂糖一個の栄養もないのよ!」ってのは、基本でございます。


まぁ従って。
基本的には「ふれるダイスの数を増やす」ってのがド真ん中の考え方になるんじゃないかなぁ、って思う訳なのですが。
合わせて、過去の(特に1度や2度程度の)実績を、なにか印籠の如く掲げられる瞬間に、ちょっと、警戒心を持ってみたりみなかったり。


そんなことを時々考えているので、ふと、メモり。