がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

「深夜の即時対応から始めるクライアントに寄り添ったサービス」の醜悪な構図

いやまぁ端的に色々と切り捨ててもよいのですが、もうちょっと根本からえぐり混むように刻み捨ててみようかなぁ、と。
「けっきょく殺(や)るんじゃん」とか言わない > そこ


割とちょいちょいと伺うお話ではあるのですが「問題があったときは深夜とかでもご対応いただけますか?」ってお話。
現実問題として、提供しているWebアプリケーションってあんまり「閉店時間」とかないので、つまり深夜であろうとも動いている訳で、それが「ちゃんと動いていない / 問題がある」のであれば、サービス提供側としては当然ですが「即時対応」が求められるので即時対応を求めたい訳で。
そんな「サービス提供側」の状況にほんの少しでも思いを寄せたら、当然ではありますがエンジニアサイドとしても、当然のサービスとして「深夜でも即時対応出来るように体制を整えていく」必要があります。


…なんていうロジックに誤魔化されて散っていくエンジニアがゴロゴロいるからイラっとするわけですねぶっちゃけ。
なのでまぁ、身もふたもなく切り込んでいきましょう。


まず一つ言えるのは「待機させるんなら金払え」以上。
正面から、まずは重要なところを。
で、それを前提にすると。


例えば「リリース当日」とかの、せいぜい1〜2日以内程度の「期間限定」であれば、勿論「払うべきものは払う」前提にしても、深夜対応用の待機って「アリ」だと思うのですだよ。
やっぱり「何があるか解らん」ってのは実際にあるもんですし。
そこで「待機するだけでひま〜」ってのんびりできるかどうかは、どんだけ「ちゃんと作って」「丁寧にテストしたか」の結果なので、まぁ悲劇が起きたら自己責任って事で一つ B-p


まぁ「リリースタイミング、午前中にしようよ」とか思ったりするわけではあるのですが。
サービスによっては「深夜に賑わう」サービスとかもありそうですしねぇエロエロじゃなくていろいろ。


で…時々、もうちょっと踏み込んできます。
つまり「どんな状況であろうともいつ何時においても深夜対応をしていただきたいいやむしろするのは当然の義務である」云々。
えぇ勿論「もらえるモンもらえるんなら」よいのですが、正直、物凄く高くつきます。具体的には「非現実的」である、程度に。
そこでまぁ試算しますと怒り出しまして「そんな金額が払えるわけがない」とか言い出すわけなのですがつまり「そんな金額分をただ働きさせようってくらいの発言をしてるんですよ」とかえぐりこむわけなんですね。


少し開きますと。
「深夜対応云々」いう御仁は、間違いなく「計画性がない」です。
思いつきで発言をし、それを動かしたくて。
必要な前準備を怠るどころか「前準備があること」さえ知らず考えもせず、場当たり的に動くから巨大な石に蹴躓いて。
端的には…先日書いた通りではあるのですが( http://d.hatena.ne.jp/gallu/20141022/p1 )。
まさに「お前がいつか出会う災いは、 おまえがおろそかにしたある時間の報いだ。」な訳ですね。
で、彼らは「己がおろそかにして発生した災い」を「自分は一切の責任を取らず、全部エンジニアにおっかぶせようとしている」訳なんですね。


え…と…舐めんな、と。


勿論「とはいえ、な不慮の事故」もあるにはあります。
ただ「深夜対応してくれる?」って発言の裏には「相応の確率で深夜対応が発生している」過去が透けて見えて。
その過去が「ナニに起因するのか?」と考えた時に、まぁぶっちゃけ割といい確率で「あぁアウトだなぁ」とか思うわけなのですよ。
# マトモな思考回路をしていると、「深夜対応してくれるかどうか」じゃなくて「ンな対応が必要ないような品質のブツを納めてもらえるかどうか」って方向に話を転がしてくるので。


なのでまぁ。
無論状況にもよるのですが、受託案件とかで「深夜対応」とか言い出してきたら、まぁぶっちゃけ「逃げた方が早い」可能性が高いんじゃないかなぁ、っと。


「他人の尻ぬぐいで過労死したい」ってんなら、特に留め立てするもんでもありませんがね。