がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

追記:文脈を操作する怖さとか

他人のことを自分の物差しで思いやる怖さ( http://d.hatena.ne.jp/gallu/20080415/p3 )の追記です。
たまたま。該当記事に出てくる、及川さんという方がいらっしゃいます。

パネルの最中に,グーグルの及川卓也さんが,「この中で,実名でブログを書いている人はどのぐらいいますか?」と会場に向かって質問をしました。

及川さんは,その場で「米国では実名でブログ発信するのが常識であり,ネットで検索した時に名前が見つからないようでは,存在していないに等しい」と厳しい言葉を投げかけました。

グーグルの及川さんが指摘された通り,実名で発信しなければ「ネット上に存在していない」も同じなのです。

んと…該当記事読んでて。まぁストレートに発言しますが「久米 信行氏」なる人物が、自分的には「赤ペンキ缶レベル*1」であることはおおむね理解したのですが。
なんていうか…うん、この「及川さん」という方については、どうも「発言の背景が見えないなぁ」という印象をびしばしに受けました。
「なんかにおいがした」とかしか言えない感覚なのですが。


でまぁ。きわめて偶然ですが。当人がこの件について発言されているコメントを発見いたしました。
http://d.hatena.ne.jp/NyaRuRu/20080411/p1#c1208077015

takorattatakoratta 2008/04/13 17:56 及川です。

言っていただいているように、あのセミナーは新社会人もしくは社会人になる人を対象としていたもので、かつ「面識の無い人にメールでアポをとるには」というような課題を出していたようなものだったのです。メールやブログをビジネスで使うにはというコンテキストだったので、それがごっそり抜け落ちて情報が流れていくのは確かに怖いし、気をつけなきゃいけないと今回感じました。

なお、写真云々は「後でメールをもらったときに、誰だったか思い出せるようにするには、写真がついているとうれしい」という発言であり、そこまでが常識とは言っていません(コラムを修正してもらうかもしれません)。

実名を使うかどうかについては、私自身は実名のほうが楽だったし、メリットも会ったから使っているし、ビジネスで利用するにもそのほうが良いと思いますが、まったりと好きなことだけ書くのなら、別に名前は何でも良いと思います。また、コテハン固定ハンドル名?)と呼ばれるように、ネット上で通用する識別名を持っているというのも多いですし、私もネットでしか会ったことのない友人の何名かはこのような人たちです。これはこれでネット特有の人間関係のあり方かと思います。繰り返しますが、今回は内容がビジネスでの活用だったのと、かなりとがった志向をしている人たちが対象だったので、あのような発言をしました。

なお、実名を公開することとネット上におけるアイデンティティについては、
http://d.hatena.ne.jp/takoratta/20060626/1151336992
やそこからリンクされているほかの投稿、また、
http://takuyaoikawa.blogspot.com/2007/02/blog-post_2456.html
にも書いてあります。

ではでは〜

うんまぁ予想通りっていうか臭いがあたったか、って感じでした。前提条件が抜けまくそ。
「面識の無い人にメールでアポをとる」ためにとか「メールやブログをビジネスで使うにはというコンテキスト」なのであれば、確かに実名でのBlogというのは、唯一ではないにしても「一つのよりよい回答」なのでしょう(ってか、 id:NAL-6295 さんからもらったコメントにある枕詞ほぼそのまんまぢゃんw)。
ハンドルでも別にかまわんとは個人的には思うのですが。「比較的頭の固い経営層にアピールする」目的として「実名のほうがベター」ってのは、まぁ、善し悪しはあるにせよ、一つの「議論するに足りるライン」であるように個人的には感じます。


…まぁとりあえず思ったのは。
「前後の文脈って都合次第で如何様にもされちまうもんなんだなぁ」と、しみじみ。
恣意的に操作したならかなり問題だし。「無意識にそうした」のなら、もっと大問題です。
つまりどっちにしても「だめである」と。まぁ故に「赤ペンキ缶レベル」になるのですが。


ついでにまぁ。
…そんなんばっかり見てるから変な嗅覚が養われてるとも言えるのですが orz

*1:詳細は省きますが。ぶっちゃけ最低レベルです