がるの健忘録

エンジニアでゲーマーで講師で占い師なおいちゃんのブログです。

…勘弁してくれ orz

第10回 「技術的にできない」は禁句
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070604/273483/


んと…現実問題として、実際難しい問題を孕んでるとは思う。
でもそれを考慮に入れてなお………勘弁してくれ、な内容である。


以下本能と感情の赴くままに突っ込み。

情報システム部やソフト会社などシステムを実際に開発する側は,利用部門に対し,「技術的にそれはできない」とつい,言ってしまいがちである。しかし本来は,技術的にできないときに,どうするかが技術者の腕の見せ所である。

限りなく微妙。もちろんYesと言いたい部分もあるのだが、それにおいてなお「技術的にできないときに,どうするかが技術者の腕の見せ所」という単語のもとに「マンモス*1を針の穴に通してくれ」という要求を頂戴することも多々。
せめて「技術的に可能」「条件付きで技術的に可能:の条件について、軽重をはかりましょう」「無理」のグラデーションくらいは付けて欲しいものである。


実例については…微妙な上に「判断材料になるべき部分」が省略されまくってるので無視。


で…

「できません」はだれでも言える

えっと………
突っ込みたいなぁまぁいいけど。

現実には色々と試してみた結果,本当にできないこともある。その場合は言い方一つである。
とりわけコンピュータに慣れていない現場の利用者を相手にする場合は,技術的な説明をいくらしても,あまり効果はない。相手が考えるのはコンピュータの技術や性能のことではなく,情報システム部やソフト会社がどれくらい工夫してくれたかである。

一言。「こーゆー連中嫌い」。
んと…彼らの発言を要約すると「システム側はもうちょっと現場に歩み寄ってくれよ」だと思うです。
もちろん歩み寄ることは大切。特に単語とか「専門用語使わないように注意」することはMustと言ってもいいです。
でもね。でもね。んじゃ「現場側ももうちょっとシステムに歩み寄ってよ」。
おいらのモットーの一つに「半歩ゆずる」ってのがあるです。お互い半歩づつゆずれば、結局は一歩譲れるだけの余裕できるっしょ?
それを、自分たちはふんぞり返って「専門的な話で煙に巻く俺たちはわからねぇんだ*2」?
過熱水蒸気化したお味噌汁で全身を十二分に洗ってから一昨日おいでなさいましな。


で。筆者の経歴が、かたや

中央大学商学部会計・経営学科卒,1964年に日本ユニバック入社。金融営業部長,複合システム営業部長,コンピュータグラフィックス事業部長を歴任。87年に日本DEC企画本部マーケティング部長に就任。89年にクレストコンサルティングを設立。現在,代表取締役副社長兼シニアコンサルタント。経営や業務と乖離しない情報システムを構築するための上流工程のコンサルティングを担当

でかたや

国際基督教大学教養学部卒。タイムライフブックス,センチュリー21・ジャパン,日本アライアントコンピュータなどで,企画・広告宣伝・広報・教育・研修業務に携わる。90年,クレストコンサルティングに移籍。シニアコンサルタントとして,利用部門などコンピュータの専門家ではない立場のユーザーが分かりやすい情報システムのあり方・導入方法のコンサルティングを担当。マニュアル作成・研修も手掛ける

いずれも典型的な「技術力ない仕切りやさん」。
今までに経験したかぎりだと「なんていうか近寄らないでください」な気配むんむん。


最近…にかぎったこっちゃないんだろうけど。
日経さん、記事の質また「左肩上がり*3」になってませんか?

*1:ラクダですらねぇよ

*2:こーゆーのを「弱者という暴力」と言います

*3:平たく言うなら右肩下がり